番外編 崩れ行く聖地 〜終盤〜その2
マルチェロは、信じ難いとした表情でエイト達を見ていた。
マイエラで会った時は、こんなには強くは無かった筈だ。
悔しさと、敗北感が胸を焦がした。
「何だと・・・・!!この私が・・・」
言いかけた。
心が、いう事を全く聞かなくなっていた
同時に身体も。
誰かに操られているかのように。
エイト達に、沈黙と緊張が走った。
思わず息を呑む程。
目の前に居るのは、マルチェロではない。
髪は、白髪で、邪悪な気配が辺りを佇んでいた。
観客達は、皆その邪気に圧倒され、精神まで侵された。
吐き気と、眩暈を訴え、次々と倒れていく。
まともに居れるのは、エイト達だけだったかもしれない。
「あに・・・・・・・つぅ・・・・」
女神像にぶつかって、折れた腕を押さえながら立ち上がった。
頭がふらふらする。・・・・・貧血か・・・・・。
もうちょっとだけ・・・・耐えてくれ・・・・。
祈るような気持ちで、腕を押さえる手に力をこめた。
「喋らないで。傷が開くわ。」
ゼシカが折れていない方の腕を引っ張り、座らせた。
杖を傷口に翳し、意識を目一杯集中させる。
癒しの力が集まり、傷は少し塞がった。
「・・・・・どう・・・・・?」
痛みは治まらないが、こんな事を言えば失礼に繋がる。
強がって、大丈夫だと答えた。
マルチェロは、奇妙な笑いを浮かべ、エイト達に向き合った。
「・・・・・エイト・・・礼を言うぞ。お前らが現われなければ、我がの封印は解けなかった。」
そして、空高く飛び、宙を舞った。
それは、人間とは思えない行為だった。
杖を女神像に掲げ、両手を広げた。
「さあ!我がの肉体を取り戻せ!!」
杖を、女神像の胸に突き刺した。
そこから罅割れ、広がっていき、瞳に妖しい光が宿った。
そして、女神像や、神殿が脆くも崩れ去っていく。
地面に大きな穴が開いた。
人々は、飲み込まれるかのように、穴の中に落ちていった。
落ちれば、命は無いだろう・・・。
危険を感じたエイト達は、すぐに神鳥の魂を取り出した。
しかし、叶わず、爆発に巻き込まれ、高い神殿から転落した。
長い長い空気の切る音が聞こえ、都市に着いた。
逃げ惑う人々が目に入り、意識は途絶えた。
神殿は舞い上がり、紫色の光が神殿に宿った。
最早神殿と言える代物ではない。
それは、悪魔が住む・・・・紛れも無く、城だった。
城は、青空を舞い、聖地を電流で埋め尽くした。
意識を失ったエイト達は、わざとに電流を当てなかった。
電流は軌道を描き、波の様に襲い掛かってきた。
人々の半分は、電流に焼け尽くされたりし、犠牲者は多かった。
電流が収まった後、今度は、青空を血の色に染めた。
青々とした大空は跡形も無く消し去り、真っ赤な鮮血のような空が広がっていた。
人々は、その空を見据え、無性に不安を覚えた。
短かったが、城は空の色を戻し、何事も無かったかのように去っていく。
意思を持っているかのように・・・・。
エイト一人、気がついた。
「此処は・・・・・・?」
崩壊した聖地は、最早聖地ではなかった。
地獄絵図のような代物だ。
朧気に呟き、歩を進めた。
目線を、大穴に向けると、マルチェロが、橋にしがみ付いているのが目に入った。
気が付き、エイトは駆け寄った。
しかし、手を離してしまい、大穴に吸い込まれる。
エイトの傍らに、風が吹いた。
疾風の如く、ククールが、兄の手を掴んでいた。
怪我は二人とも重い。
何とか兄を支え、折れていない方の手で、掴んでいる。
体重を重心にし、何とか落ちない。
マルチェロは、睨みつける。
淡々と言う口は疲れ切っていた。
「離せ・・・・貴様らが邪魔をしなければ、暗黒神の力は手に出来たのだ・・・。
だが、全ては終わった!」
手を強引に引き剥がし、穴に吸い込まれた。
が、更に手を伸ばし、兄の手を捕まえる。
「・・・死なせはしないさ・・・・。」
小声で呟き、兄に何とか行き届いた。
更に声を強め、怒りを込めた口調で言った。
が、その中には淋しさも入り混じっていた。
「あんたが虫けらの様に扱っていた弟に情けを掛けられ、惨めに生きるんだ。
好き放題やらかして、そのまま死のうなんて、許さない。」
片手に力を込め、引き上げた。
荒い息を吐き、尻餅を付く。
マルチェロは、地面を一回叩き、罵声を上げた。
ククールが立ち上がる。
「この上・・・恥をさらせ・・・だと・・・!!貴様は・・・」
鬼のような目に変わったが、ククールは顔一つ変えない。
しかし、淋しさに溢れた顔は、消せなかった。
「十年以上前だよな・・・・。一番初めに話し掛けたのはあんただった。」
今まで、兄を真っ直ぐ見つめた事は無かった。
だからだろう。皆に尊敬された兄が、小さく見えたのは、今まで無かった。
そして、すぐに俯き、幼い頃のあの日を語った。
「知り合いも、家も、家族も居なくて、一人ぼっちだった。けれど、あの時優しく声をかけたのは、紛れも無くあんただった。
あの時は、優しかった。名前を言う直前まで。俺が名前を言った瞬間、掌を返すような態度をとられたけど・・・
それでも・・・・・それでも俺は、忘れた事は、無かったよ。」
どんな気持ちだっただろう。
兄に裏切られた時。
苦しかっただろう。
どんな痛みだったのだろう。
エイトはそう思うだけで心は震えた。考えられない。想像するだけで、鳥肌が立つ。
ククールが外方を向き、顔を合わせ無かった。
マルチェロが立ち上がり、鮮血が噴き出してる腕を庇いながら、問う。
「いつか・・・・私を助けた事、後悔するぞ。」
迷う事無く、言った。
「好きにすればいいさ。また何かやらかしても、何度だって止めてやる。」
無言で、その場から立ち去ろうとした。
エイト達の痛い視線を浴びながら、指に嵌めてあった指輪を取り出す。
そして、軽く投げる。
気が付き、それを受け止めた。
貧血により、手が小刻みに震えるが、これが何か分かった。
「これ・・・・あんたの聖堂騎士団長の指輪・・・・。」
特別な者でないと与えられない物だ。
無言で、マルチェロが去っていった。
痛いほどの沈黙が辺りを包み込んだ。
やる事は分かっていた。
暗黒神の野望を止める事。
「・・・ククールの傷が酷い。まず、海辺の教会に行かないと。」
そこは、料金無料なので、旅人には親切だった。
転移呪文で、海辺の教会へと向かった。
ベットに横になると、疲れた体が安堵する。
ククールは、既に寝入っており、寝息をかいていた。
ベットには、聖堂騎士団長の指輪と、髪のリボンが置いていた。
貧血によって、体力を激しく消耗させたのだろう。
ゼシカも、ウトウトと、目の焦点を彷徨っていた。
ヤンガスは鼾をかいて寝ていた。
「・・・・ゼシカ・・おやすみ・・・・。」
「うん・・・・・・エイト・・・・・・おやすみ・・・・・・。」
消え入りそうな声が聞こえた。
明日がようやく、暗黒神との決戦だ。
生き残るか、死ぬかの問題だ。
マイエラで会った時は、こんなには強くは無かった筈だ。
悔しさと、敗北感が胸を焦がした。
「何だと・・・・!!この私が・・・」
言いかけた。
心が、いう事を全く聞かなくなっていた
同時に身体も。
誰かに操られているかのように。
エイト達に、沈黙と緊張が走った。
思わず息を呑む程。
目の前に居るのは、マルチェロではない。
髪は、白髪で、邪悪な気配が辺りを佇んでいた。
観客達は、皆その邪気に圧倒され、精神まで侵された。
吐き気と、眩暈を訴え、次々と倒れていく。
まともに居れるのは、エイト達だけだったかもしれない。
「あに・・・・・・・つぅ・・・・」
女神像にぶつかって、折れた腕を押さえながら立ち上がった。
頭がふらふらする。・・・・・貧血か・・・・・。
もうちょっとだけ・・・・耐えてくれ・・・・。
祈るような気持ちで、腕を押さえる手に力をこめた。
「喋らないで。傷が開くわ。」
ゼシカが折れていない方の腕を引っ張り、座らせた。
杖を傷口に翳し、意識を目一杯集中させる。
癒しの力が集まり、傷は少し塞がった。
「・・・・・どう・・・・・?」
痛みは治まらないが、こんな事を言えば失礼に繋がる。
強がって、大丈夫だと答えた。
マルチェロは、奇妙な笑いを浮かべ、エイト達に向き合った。
「・・・・・エイト・・・礼を言うぞ。お前らが現われなければ、我がの封印は解けなかった。」
そして、空高く飛び、宙を舞った。
それは、人間とは思えない行為だった。
杖を女神像に掲げ、両手を広げた。
「さあ!我がの肉体を取り戻せ!!」
杖を、女神像の胸に突き刺した。
そこから罅割れ、広がっていき、瞳に妖しい光が宿った。
そして、女神像や、神殿が脆くも崩れ去っていく。
地面に大きな穴が開いた。
人々は、飲み込まれるかのように、穴の中に落ちていった。
落ちれば、命は無いだろう・・・。
危険を感じたエイト達は、すぐに神鳥の魂を取り出した。
しかし、叶わず、爆発に巻き込まれ、高い神殿から転落した。
長い長い空気の切る音が聞こえ、都市に着いた。
逃げ惑う人々が目に入り、意識は途絶えた。
神殿は舞い上がり、紫色の光が神殿に宿った。
最早神殿と言える代物ではない。
それは、悪魔が住む・・・・紛れも無く、城だった。
城は、青空を舞い、聖地を電流で埋め尽くした。
意識を失ったエイト達は、わざとに電流を当てなかった。
電流は軌道を描き、波の様に襲い掛かってきた。
人々の半分は、電流に焼け尽くされたりし、犠牲者は多かった。
電流が収まった後、今度は、青空を血の色に染めた。
青々とした大空は跡形も無く消し去り、真っ赤な鮮血のような空が広がっていた。
人々は、その空を見据え、無性に不安を覚えた。
短かったが、城は空の色を戻し、何事も無かったかのように去っていく。
意思を持っているかのように・・・・。
エイト一人、気がついた。
「此処は・・・・・・?」
崩壊した聖地は、最早聖地ではなかった。
地獄絵図のような代物だ。
朧気に呟き、歩を進めた。
目線を、大穴に向けると、マルチェロが、橋にしがみ付いているのが目に入った。
気が付き、エイトは駆け寄った。
しかし、手を離してしまい、大穴に吸い込まれる。
エイトの傍らに、風が吹いた。
疾風の如く、ククールが、兄の手を掴んでいた。
怪我は二人とも重い。
何とか兄を支え、折れていない方の手で、掴んでいる。
体重を重心にし、何とか落ちない。
マルチェロは、睨みつける。
淡々と言う口は疲れ切っていた。
「離せ・・・・貴様らが邪魔をしなければ、暗黒神の力は手に出来たのだ・・・。
だが、全ては終わった!」
手を強引に引き剥がし、穴に吸い込まれた。
が、更に手を伸ばし、兄の手を捕まえる。
「・・・死なせはしないさ・・・・。」
小声で呟き、兄に何とか行き届いた。
更に声を強め、怒りを込めた口調で言った。
が、その中には淋しさも入り混じっていた。
「あんたが虫けらの様に扱っていた弟に情けを掛けられ、惨めに生きるんだ。
好き放題やらかして、そのまま死のうなんて、許さない。」
片手に力を込め、引き上げた。
荒い息を吐き、尻餅を付く。
マルチェロは、地面を一回叩き、罵声を上げた。
ククールが立ち上がる。
「この上・・・恥をさらせ・・・だと・・・!!貴様は・・・」
鬼のような目に変わったが、ククールは顔一つ変えない。
しかし、淋しさに溢れた顔は、消せなかった。
「十年以上前だよな・・・・。一番初めに話し掛けたのはあんただった。」
今まで、兄を真っ直ぐ見つめた事は無かった。
だからだろう。皆に尊敬された兄が、小さく見えたのは、今まで無かった。
そして、すぐに俯き、幼い頃のあの日を語った。
「知り合いも、家も、家族も居なくて、一人ぼっちだった。けれど、あの時優しく声をかけたのは、紛れも無くあんただった。
あの時は、優しかった。名前を言う直前まで。俺が名前を言った瞬間、掌を返すような態度をとられたけど・・・
それでも・・・・・それでも俺は、忘れた事は、無かったよ。」
どんな気持ちだっただろう。
兄に裏切られた時。
苦しかっただろう。
どんな痛みだったのだろう。
エイトはそう思うだけで心は震えた。考えられない。想像するだけで、鳥肌が立つ。
ククールが外方を向き、顔を合わせ無かった。
マルチェロが立ち上がり、鮮血が噴き出してる腕を庇いながら、問う。
「いつか・・・・私を助けた事、後悔するぞ。」
迷う事無く、言った。
「好きにすればいいさ。また何かやらかしても、何度だって止めてやる。」
無言で、その場から立ち去ろうとした。
エイト達の痛い視線を浴びながら、指に嵌めてあった指輪を取り出す。
そして、軽く投げる。
気が付き、それを受け止めた。
貧血により、手が小刻みに震えるが、これが何か分かった。
「これ・・・・あんたの聖堂騎士団長の指輪・・・・。」
特別な者でないと与えられない物だ。
無言で、マルチェロが去っていった。
痛いほどの沈黙が辺りを包み込んだ。
やる事は分かっていた。
暗黒神の野望を止める事。
「・・・ククールの傷が酷い。まず、海辺の教会に行かないと。」
そこは、料金無料なので、旅人には親切だった。
転移呪文で、海辺の教会へと向かった。
ベットに横になると、疲れた体が安堵する。
ククールは、既に寝入っており、寝息をかいていた。
ベットには、聖堂騎士団長の指輪と、髪のリボンが置いていた。
貧血によって、体力を激しく消耗させたのだろう。
ゼシカも、ウトウトと、目の焦点を彷徨っていた。
ヤンガスは鼾をかいて寝ていた。
「・・・・ゼシカ・・おやすみ・・・・。」
「うん・・・・・・エイト・・・・・・おやすみ・・・・・・。」
消え入りそうな声が聞こえた。
明日がようやく、暗黒神との決戦だ。
生き残るか、死ぬかの問題だ。
2008年08月20日 Posted by チャッピィーのドラクエ日記 at 19:17 │Comments(0) │TrackBack(0) │小説番外編
番外編 救いの手 ~終盤~その1
「貴様は何も分かっていないな。」
剣がぶつかり合い、銅鑼の音を響かせながら、エイトに言葉をぶつける。
無言で、剣を受け流し、すぐさま更なる攻撃に向けて姿勢をとった。
「・・・・・分かっていないのは、そっちだろうが。」
それを見て、睨みながらククールが呟いた。
今は戦いに集中しないと、補助係なんだから・・・・。
兄なんて、関係ない・・・・。
そう自分に言い聞かせ、両手をエイトの方に翳した。
「バイキルト」
筋肉倍増させ、更なる強い攻撃が期待できる呪文だ。
エイトが、ありがとうと呟くと、槍を構え、一目散に突進した。
呻き声を上げて、マルチェロは姿勢を取り乱す。
ゼシカも同じく、バイキルトをヤンガスに唱えていた。
ヤンガスは、烈風獣斬を計り、空高く飛び上がった。
そして、マルチェロに向かって斧を突き刺した。
突き刺さったのは地面。
そこから這う様に、地割れが起き、岩が突き出した。
岩は、容赦なく、マルチェロの腹に突き刺さった。
岩は、煙の様に消え去り、跡形も無く消えた。
どうやら、幻覚というものであり、錯覚というものでもあった。
マルチェロは、軽く舌打ちし、剣を十字に交差させた。
兄の技を、一目瞭然に気が付いたククールが注意を促す。
「危ない!!」
だが遅かった。
光は軌道を描き、光が炸裂したかと思うと、地面が黄金に輝き出した。
突き出すように、高熱の光が焼け尽くす。
苦悶の声と、轟音と爆音が響き渡った。
グランドクロスというものだ。
神の信仰を、充分信頼してるものしか使えない。
「・・・・う・・・・。」
呻き声を漏らしながら、ゼシカは全身に力を溜めた。
傷が酷い。スカートが焼け焦がれている。
血が、服を真っ赤に染めた。
すると横から、ククールが手を翳すのが目に入った。
呪文を唱えると、身体から痛みが消えた。
「あんたの方が、傷は酷いのに・・・・!!」
未だに、腕から血の線が滴る。
血液は、地面に伝い落ち、汚した。
「馬鹿。気にするな。」
それだけ言うと、更なる呪文に集中する。
しかし、兄弟といえども、大人しく回復させてくれる兄ではなかった。
剣を翻し、回復に、精を凝らしていた自分の反応は、僅かに鈍った。
刃は深く脇腹に入り込み、内臓まで一貫していた。
鮮血を辺りに撒き散らした。
押し倒すように剣を引き、その弾みで吹き飛んだ。
後ろで、にっこりと微笑んでいる女神像に、血がこびり付いた。
女神像に後頭部をぶつけ、一瞬だけ気を失った。剣が転がる音を耳の奥で聞こえた。
その音を聞き、すぐに意識を取り戻し、立ち上がる。
しかし、身体がいう事を聞いては居なかった。
マルチェロと距離がどんどん縮まる。
脇腹からは、大量な血液が流れ落ちている。
脇腹を押さえる手が、一瞬で真っ赤になった。
電気でも浴びたような痛みに、声が漏れた。
「・・・・・つぅ・・・!」
痛みに顔を顰めるが、何とか耐えた。
「愚かな・・・最期まで私に歯向かうとは・・・・。」
マルチェロが、哀れ見るような目つきに変わり、見据えた。
「愚かは自分だって事は気が付かないのか?支配されたのは自分だと。」
いつも見下していた弟にこんな事を言われ、業を煮やした。
声が荒くなり、エイト達と話し掛けていた、あの冷静な声とは違った。
「黙れ!この出来損ないが!お前さえ生まれなければ良かったものを!!」
剣を傷口の方に突き刺し、抉る。
痛みも倍増し、剣を握っている手が痺れた。
更に傷口が広がり、新しい鮮血が溢れた。
貧血で意識を失いそうになりながらも、踏ん張った。
「・・・あ・・・んたは・・・人憎んで・・・・なに・・・か・・・変わ・・・った・・・って・・いうのか・・・」
言葉にしろ、余裕は無かった。
不規則な呼吸を維持し、途切れ途切れ発した。
後ろで、エイトや、ヤンガスがマルチェロの背を切りつけていた。
マルチェロは、眉を吊り上げている。
「ばか・・・は・・・・あんた・・・だ・・・。」
意識を何とか繋ぎ止め、剣を握る手に力を込めた。
そして、接近していたマルチェロを逆に押し倒す。
尻餅を付いた矢先に、エイトの矛先が腹を突き刺した。
マルチェロは、揺らぎ、片膝をついた。
剣がぶつかり合い、銅鑼の音を響かせながら、エイトに言葉をぶつける。
無言で、剣を受け流し、すぐさま更なる攻撃に向けて姿勢をとった。
「・・・・・分かっていないのは、そっちだろうが。」
それを見て、睨みながらククールが呟いた。
今は戦いに集中しないと、補助係なんだから・・・・。
兄なんて、関係ない・・・・。
そう自分に言い聞かせ、両手をエイトの方に翳した。
「バイキルト」
筋肉倍増させ、更なる強い攻撃が期待できる呪文だ。
エイトが、ありがとうと呟くと、槍を構え、一目散に突進した。
呻き声を上げて、マルチェロは姿勢を取り乱す。
ゼシカも同じく、バイキルトをヤンガスに唱えていた。
ヤンガスは、烈風獣斬を計り、空高く飛び上がった。
そして、マルチェロに向かって斧を突き刺した。
突き刺さったのは地面。
そこから這う様に、地割れが起き、岩が突き出した。
岩は、容赦なく、マルチェロの腹に突き刺さった。
岩は、煙の様に消え去り、跡形も無く消えた。
どうやら、幻覚というものであり、錯覚というものでもあった。
マルチェロは、軽く舌打ちし、剣を十字に交差させた。
兄の技を、一目瞭然に気が付いたククールが注意を促す。
「危ない!!」
だが遅かった。
光は軌道を描き、光が炸裂したかと思うと、地面が黄金に輝き出した。
突き出すように、高熱の光が焼け尽くす。
苦悶の声と、轟音と爆音が響き渡った。
グランドクロスというものだ。
神の信仰を、充分信頼してるものしか使えない。
「・・・・う・・・・。」
呻き声を漏らしながら、ゼシカは全身に力を溜めた。
傷が酷い。スカートが焼け焦がれている。
血が、服を真っ赤に染めた。
すると横から、ククールが手を翳すのが目に入った。
呪文を唱えると、身体から痛みが消えた。
「あんたの方が、傷は酷いのに・・・・!!」
未だに、腕から血の線が滴る。
血液は、地面に伝い落ち、汚した。
「馬鹿。気にするな。」
それだけ言うと、更なる呪文に集中する。
しかし、兄弟といえども、大人しく回復させてくれる兄ではなかった。
剣を翻し、回復に、精を凝らしていた自分の反応は、僅かに鈍った。
刃は深く脇腹に入り込み、内臓まで一貫していた。
鮮血を辺りに撒き散らした。
押し倒すように剣を引き、その弾みで吹き飛んだ。
後ろで、にっこりと微笑んでいる女神像に、血がこびり付いた。
女神像に後頭部をぶつけ、一瞬だけ気を失った。剣が転がる音を耳の奥で聞こえた。
その音を聞き、すぐに意識を取り戻し、立ち上がる。
しかし、身体がいう事を聞いては居なかった。
マルチェロと距離がどんどん縮まる。
脇腹からは、大量な血液が流れ落ちている。
脇腹を押さえる手が、一瞬で真っ赤になった。
電気でも浴びたような痛みに、声が漏れた。
「・・・・・つぅ・・・!」
痛みに顔を顰めるが、何とか耐えた。
「愚かな・・・最期まで私に歯向かうとは・・・・。」
マルチェロが、哀れ見るような目つきに変わり、見据えた。
「愚かは自分だって事は気が付かないのか?支配されたのは自分だと。」
いつも見下していた弟にこんな事を言われ、業を煮やした。
声が荒くなり、エイト達と話し掛けていた、あの冷静な声とは違った。
「黙れ!この出来損ないが!お前さえ生まれなければ良かったものを!!」
剣を傷口の方に突き刺し、抉る。
痛みも倍増し、剣を握っている手が痺れた。
更に傷口が広がり、新しい鮮血が溢れた。
貧血で意識を失いそうになりながらも、踏ん張った。
「・・・あ・・・んたは・・・人憎んで・・・・なに・・・か・・・変わ・・・った・・・って・・いうのか・・・」
言葉にしろ、余裕は無かった。
不規則な呼吸を維持し、途切れ途切れ発した。
後ろで、エイトや、ヤンガスがマルチェロの背を切りつけていた。
マルチェロは、眉を吊り上げている。
「ばか・・・は・・・・あんた・・・だ・・・。」
意識を何とか繋ぎ止め、剣を握る手に力を込めた。
そして、接近していたマルチェロを逆に押し倒す。
尻餅を付いた矢先に、エイトの矛先が腹を突き刺した。
マルチェロは、揺らぎ、片膝をついた。
2008年08月20日 Posted by チャッピィーのドラクエ日記 at 19:16 │Comments(0) │TrackBack(0) │小説番外編
番外編 阻止 ~中盤その2~
聖地ゴルドに着いたとき、酷くゼシカは怯えていた。
「早く止めないと、何かが起きる・・・・。何が・・・起きるんだろ・・・でも何かが起きるのよ!!
怖いの!!」
エイトが宥めるが、身体は酷く強張っていた。
そして、聖地ゴルドの入り口を開ける。
軋んだ音を立てながら、その扉は開いた。
今日は、新しい法皇が法皇が決まる日で、住民はお祭り気分に酔いしれていた。
子供たちは、走り回り、騒ぎを喜んでいた。
市場は、活気に物を売り買いしていた。
皆、輝いているようにも思えた。
エイト達を省いては。
それに、新法皇マルチェロの説得が見れるらしい。
別にそれは目的では無かった。
あくまでも、暗黒神の野望を制止する事だから。
急いで、法皇の所へ向かった。
途中、聖堂騎士団が話し掛けてきたが、無視をし、法皇の居る扉を開けた。
歓声の中、法皇が高い天台のような物に立っていた。
エイト達の瞳に映ったのは、あの禍々しい杖だった。
それは、今マルチェロの手に有った。
口調はマルチェロそのものだが、雰囲気が違う。
邪悪さを伴い、口元は歪んで見える。
遠くからでは視界が悪いが、確かにそう感じた。
そして、くどくどと、説得が終わると、こう言った。
「我がに従え!そして我がを選ぶが良い!」
両手を広げ、聖堂騎士団の歓声が上がった。
最早、心まで操られていた。
観客達は、一瞬静まり、立ち去ろうとしたが、聖堂騎士に囲まれ、動けなくなった。
それを見た法皇は、歯軋りをし、杖を、扉の傍らに居る人物を指した。
そして、口元を更に歪め、叫んだ。
「さもなくば、こいつらの様に殺されるべきだ!!」
エイト達も気付き、逃げようと扉から出る。
否、そこは聖堂騎士団に囲まれていた。
「くそ・・・・待ち伏せかよ・・・相変わらず脳がねぇな!!」
ククールが独りでに呟いた。
聖堂騎士団が剣を構え、今にも襲い掛かりそうな態勢になった。
その刹那、突如、持ち物が眩い光を放った。
目が一瞬眩む中、それを手にする。
神鳥の魂という物だ。
これはレティスと言う、大昔、七人の賢者と一緒に暗黒神を封印した神と纏われた鳥だ。
このレティスの子供が魂となった。
一回死んでいるのだ。
子供を人質にとった、魔物が自滅し、その爆発に巻き込まれて。
肉体は滅んでも、魂までは滅ばなかった。
そして、この鳥は、エイト達の旅に協力してくれた。
これを使えば、自由自在に空を飛べる。
眩い光に包まれ、エイト達は鳥へと姿を変えた。
そして、いつの間にか、天台の上に立っていた。
煙の様に光が消えると、鳥の姿も消え去った。
マルチェロが、一瞬強張ったが、不敵な笑みを浮かべ、剣を引きぬいた。
「いいだろう。我がの前に立ちはだかるなら、貴様らに引導を渡してやろう!!」
ククールが思いっきり睨みつける。
情けない、と今まで言われ続けていたが、実際情けないのは、兄の方だった。
人まで殺しておいて、自分の欲望の為なら魔物にまでと化すのか・・・
こんな兄貴を助けるか・・・・?
複雑な思いが絡み合いながらも、剣を引きぬいた。
ヤンガスとエイトも、それに合わせて、武器を構えた。
戦闘の銅鑼が激しくぶつかった。
「早く止めないと、何かが起きる・・・・。何が・・・起きるんだろ・・・でも何かが起きるのよ!!
怖いの!!」
エイトが宥めるが、身体は酷く強張っていた。
そして、聖地ゴルドの入り口を開ける。
軋んだ音を立てながら、その扉は開いた。
今日は、新しい法皇が法皇が決まる日で、住民はお祭り気分に酔いしれていた。
子供たちは、走り回り、騒ぎを喜んでいた。
市場は、活気に物を売り買いしていた。
皆、輝いているようにも思えた。
エイト達を省いては。
それに、新法皇マルチェロの説得が見れるらしい。
別にそれは目的では無かった。
あくまでも、暗黒神の野望を制止する事だから。
急いで、法皇の所へ向かった。
途中、聖堂騎士団が話し掛けてきたが、無視をし、法皇の居る扉を開けた。
歓声の中、法皇が高い天台のような物に立っていた。
エイト達の瞳に映ったのは、あの禍々しい杖だった。
それは、今マルチェロの手に有った。
口調はマルチェロそのものだが、雰囲気が違う。
邪悪さを伴い、口元は歪んで見える。
遠くからでは視界が悪いが、確かにそう感じた。
そして、くどくどと、説得が終わると、こう言った。
「我がに従え!そして我がを選ぶが良い!」
両手を広げ、聖堂騎士団の歓声が上がった。
最早、心まで操られていた。
観客達は、一瞬静まり、立ち去ろうとしたが、聖堂騎士に囲まれ、動けなくなった。
それを見た法皇は、歯軋りをし、杖を、扉の傍らに居る人物を指した。
そして、口元を更に歪め、叫んだ。
「さもなくば、こいつらの様に殺されるべきだ!!」
エイト達も気付き、逃げようと扉から出る。
否、そこは聖堂騎士団に囲まれていた。
「くそ・・・・待ち伏せかよ・・・相変わらず脳がねぇな!!」
ククールが独りでに呟いた。
聖堂騎士団が剣を構え、今にも襲い掛かりそうな態勢になった。
その刹那、突如、持ち物が眩い光を放った。
目が一瞬眩む中、それを手にする。
神鳥の魂という物だ。
これはレティスと言う、大昔、七人の賢者と一緒に暗黒神を封印した神と纏われた鳥だ。
このレティスの子供が魂となった。
一回死んでいるのだ。
子供を人質にとった、魔物が自滅し、その爆発に巻き込まれて。
肉体は滅んでも、魂までは滅ばなかった。
そして、この鳥は、エイト達の旅に協力してくれた。
これを使えば、自由自在に空を飛べる。
眩い光に包まれ、エイト達は鳥へと姿を変えた。
そして、いつの間にか、天台の上に立っていた。
煙の様に光が消えると、鳥の姿も消え去った。
マルチェロが、一瞬強張ったが、不敵な笑みを浮かべ、剣を引きぬいた。
「いいだろう。我がの前に立ちはだかるなら、貴様らに引導を渡してやろう!!」
ククールが思いっきり睨みつける。
情けない、と今まで言われ続けていたが、実際情けないのは、兄の方だった。
人まで殺しておいて、自分の欲望の為なら魔物にまでと化すのか・・・
こんな兄貴を助けるか・・・・?
複雑な思いが絡み合いながらも、剣を引きぬいた。
ヤンガスとエイトも、それに合わせて、武器を構えた。
戦闘の銅鑼が激しくぶつかった。
2008年08月17日 Posted by チャッピィーのドラクエ日記 at 20:35 │Comments(0) │TrackBack(0) │小説番外編
番外編 脱出 ~中盤~
此処にも、法皇の死が伝えられた。
ククールの、一瞬顔色が変わった。そして胸騒ぎを覚えた。
兄がやった事は、すぐに分かった。
「くそ!!あいつ人殺しなんてすると思ってなかったのによ!!!!」
思い切って地面を蹴った。虚しい音が響く。
見張りをやっていた荒くれが怒鳴った。
「静かにしろ!!」
しかし、怯えず、嫌味をくれてやった。
「お前が一番五月蝿い。そんなこと言うんだったら、俺らを解放しろ。」
ククールが蔑む様な目に変わり、荒くれは更に怒った。
眉に皺を寄せ、思わず剣を構えそうになったのを、エイトが止めた。
「離せ・・・!!頼」
「ククール。気持ちは分かる。けれど今此処で、騒ぎを起こしても意味が無い。」
エイトは仲間の心が壊れそうになってる事は理解した。
力なく柄を握ってる手を下ろし、壁に凭れ掛かった。
溜め息を大袈裟に吐き、気持ちを落ち着かせた。
今まで関係ないと思っていたのに、如何して自分の心まで、傷つく・・・・。
兄の事になると、関わりたくなかった。のに何でやけくそになっちまう・・・。
頭が混乱し、非力な事を叩きつけられた。
頭を抱え、俯いた。すると、隣で見守っていたゼシカが重たい口を開けた。
「今まであんたは強がっていたわね。私、初めて弱い所を見たわ。
人間はいつだって弱いのよ。だからきっと、力欲しさに、嫌味男は、利用したんだと思うわ。
それに悔しかったら、いつだって八つ当たりしても良いのよ。」
その言葉を聞き、心が安堵する様に思えた。
そして、考えていた大司教が口を開いた。
閃いた様に、エイト達を呼んだ。
荒くれに気付かれないように耳打ちをすると、早速実行に取り掛かった。
地面に伏せ、腹を抱え、痛むように声を上げた。
「イタイイタイ!!腹にロザリオが刺さった!!」
そして、ヤンガスが心配そうに支え、ゼシカが必死に牢屋を叩き、訴えた。
荒くれが慌てて扉を開けた。
作戦だと気付かずに。
ゼシカ、ヤンガスは気付かれないように、荒くれの後ろに回りこんだ。
大司教を支え、腹を覗く。
そして、大司教が指示を出した途端に、殴りかかった。
何しろエイト達は数々の魔物を倒してきた勇者である。
並の人間には相当勝てないだろう。
気絶した間に、脱走し、鳥の籠の様な物に乗り込んだ。
しかし、自動的には上がらなかった。
不審に思い、隣を見ると、レバーが目に入った。
それを操作しないと、地上には戻れない。
その為には、誰かが残って操作をしなければならない。
一瞬考え込むが、大司教が、そそくさとレバーの方へ向かった。
驚き、ヤンガスがすぐさま声を上げた。
「どうせ、地上へ戻っても、教会の連中に捕まってしまう。」
そして、レバーを引き、エイト達は地上へと向かった。
「頼んだぞ!!わしは法皇様の死の真相が知りたいのじゃ!」
大声で叫んだ。
その反動で、起きてきた荒くれ二人が、こちらへ向かってくる。
手を差し出し、覚悟は出来ておると呟いた。
地上へ戻ったエイトの前に現われたのは、トロデだった。
船を操作し、無事此処まで辿り着いたのだと言う。
そして、慌てて船へ乗り込んだ。
船の中で、ククールの心境を誰もが気遣っていた。
犯人はマルチェロだと、分かっていたから。
残された時間は、残り僅かだった。
急いで、聖地ゴルドへと向かった。
ククールの、一瞬顔色が変わった。そして胸騒ぎを覚えた。
兄がやった事は、すぐに分かった。
「くそ!!あいつ人殺しなんてすると思ってなかったのによ!!!!」
思い切って地面を蹴った。虚しい音が響く。
見張りをやっていた荒くれが怒鳴った。
「静かにしろ!!」
しかし、怯えず、嫌味をくれてやった。
「お前が一番五月蝿い。そんなこと言うんだったら、俺らを解放しろ。」
ククールが蔑む様な目に変わり、荒くれは更に怒った。
眉に皺を寄せ、思わず剣を構えそうになったのを、エイトが止めた。
「離せ・・・!!頼」
「ククール。気持ちは分かる。けれど今此処で、騒ぎを起こしても意味が無い。」
エイトは仲間の心が壊れそうになってる事は理解した。
力なく柄を握ってる手を下ろし、壁に凭れ掛かった。
溜め息を大袈裟に吐き、気持ちを落ち着かせた。
今まで関係ないと思っていたのに、如何して自分の心まで、傷つく・・・・。
兄の事になると、関わりたくなかった。のに何でやけくそになっちまう・・・。
頭が混乱し、非力な事を叩きつけられた。
頭を抱え、俯いた。すると、隣で見守っていたゼシカが重たい口を開けた。
「今まであんたは強がっていたわね。私、初めて弱い所を見たわ。
人間はいつだって弱いのよ。だからきっと、力欲しさに、嫌味男は、利用したんだと思うわ。
それに悔しかったら、いつだって八つ当たりしても良いのよ。」
その言葉を聞き、心が安堵する様に思えた。
そして、考えていた大司教が口を開いた。
閃いた様に、エイト達を呼んだ。
荒くれに気付かれないように耳打ちをすると、早速実行に取り掛かった。
地面に伏せ、腹を抱え、痛むように声を上げた。
「イタイイタイ!!腹にロザリオが刺さった!!」
そして、ヤンガスが心配そうに支え、ゼシカが必死に牢屋を叩き、訴えた。
荒くれが慌てて扉を開けた。
作戦だと気付かずに。
ゼシカ、ヤンガスは気付かれないように、荒くれの後ろに回りこんだ。
大司教を支え、腹を覗く。
そして、大司教が指示を出した途端に、殴りかかった。
何しろエイト達は数々の魔物を倒してきた勇者である。
並の人間には相当勝てないだろう。
気絶した間に、脱走し、鳥の籠の様な物に乗り込んだ。
しかし、自動的には上がらなかった。
不審に思い、隣を見ると、レバーが目に入った。
それを操作しないと、地上には戻れない。
その為には、誰かが残って操作をしなければならない。
一瞬考え込むが、大司教が、そそくさとレバーの方へ向かった。
驚き、ヤンガスがすぐさま声を上げた。
「どうせ、地上へ戻っても、教会の連中に捕まってしまう。」
そして、レバーを引き、エイト達は地上へと向かった。
「頼んだぞ!!わしは法皇様の死の真相が知りたいのじゃ!」
大声で叫んだ。
その反動で、起きてきた荒くれ二人が、こちらへ向かってくる。
手を差し出し、覚悟は出来ておると呟いた。
地上へ戻ったエイトの前に現われたのは、トロデだった。
船を操作し、無事此処まで辿り着いたのだと言う。
そして、慌てて船へ乗り込んだ。
船の中で、ククールの心境を誰もが気遣っていた。
犯人はマルチェロだと、分かっていたから。
残された時間は、残り僅かだった。
急いで、聖地ゴルドへと向かった。
2008年08月14日 Posted by チャッピィーのドラクエ日記 at 22:00 │Comments(0) │TrackBack(0) │小説番外編
番外編 支配 ~序盤~
これは、マルチェロが、悪党になり、ラプソーンに支配された時です。
ドラクエ8をプレイしていない人は分かりにくいと思いますが・・・。
聖地ゴルドにククールの兄が、新しい法皇決めをする時に、聖地ゴルドに乗り込んだときの事を
小説にしました
まずは、序盤なので、その前の事を書きます
説明が分かりにくくてすみません
あの杖・・・・一夜で地獄を齎せたあの杖。
持っただけで、邪悪な心になり、人は魔物と化す。
分かっているのは、あの四人だけだった。
だから、何としてでも止めなければならない。
これ以上犠牲者を出さない為にも・・・・。
勿論、操られた人物が、たとえ嫌味であっても、代わりない。
だからだろう、さっきから重い空気に一同は包まれていた。
黒犬・・・否、魔犬レオパルドを斃し、空気は軽くなった。
聖堂騎士団員二人は、その強さに驚いていた。
法皇が、気絶し倒れた。それをエイトは支えた。
これで、復活は妨げれる。
マルチェロさえ現われなければ。
駆けつけたマルチェロは、驚く様子もなく、ただじっと見ていた。
その弟、ククールが、険悪な顔で睨みつける。
目の前に現われたのは、数ヶ月前の旅人だった。
そして、隣にいるのは、自分を我侭に扱っていた大司教。
教会の御偉い様で、傲慢な方だったので、一般庶民は相当嫌っていた。
都合の良い事を考え、思わずにやつく。
法皇は死んでいないのに、死人と扱い、旅人はごろつきと扱った。
「なるほど・・・。そうでしたか。大司教。名も知らぬごろつき共を雇い、殺したとは・・・」
大司教が、思わず声を上げた。
誤解を解いてもらおうと説教するが、虚しく聖堂騎士団員に捕まった。
「くそ兄貴が!俺の事なんか忘れてやがる!!」
ククールが睨むが、目線は愚かな旅人に向けられていた。
そして、蔑む様な目に変わり、扉は閉まった。
マルチェロは、旅人と、大司教は、煉獄島に入れる事にした。
煉獄島とは、牢屋があり、生涯一生出れない所だ。
未来永久、悶え苦しみ、その死骸だけは、煉獄島に残っている。
着いたのは、無音な所だった。
海に囲まれ、此処からは船がないと脱出は不可能だった。
生憎、トロデは大聖堂に残したまま、此処に来てしまったのだ。
居場所を知らないと、此処には到底来れない。
鳥の籠の様な物に入れられ、下に下りる。
何十分しても、なかなか地下にたどり着け無い。
それ程深いのだろう。
そして、やっと着いた。
荒くれが、エイト達の背を押し退けた。勢いに余って、倒れそうになった。
そして、牢屋の扉は閉められた。
ゼシカが隣で不安そうな表情を浮かべるが、エイトの顔を見ると、少しホッとした顔になった。
ククールなど、多分兄の事で頭が一杯なのだろう。
言葉を告げても、何も無反応になっていた。
話し掛ける事は、出来なかった。
ヤンガスは、自慢の力で、牢屋を抉じ開けようと努力をするが、
全く歯が立たなかった。
こうする間に、時間は刻一刻と迫っていった。
此処は、大聖堂の上にある、法皇の館だ。
特別な者しか受け入れられない、館。
マルチェロは、清清しい気分に酔いしれていた。
邪魔者は片付いた。あの忌々しい大司教も居なくなった。
何もが、上手くいく。
弟の顔も、見なくて済む。いや、あんなのはただの雑魚に過ぎない。
しかし、気になったのは、美しいとも言えるあの杖。
人の手で作ったとは思えない杖だった。
二階に行ってみると、まだあの杖は残っていた。
黒犬の屍は片付いていたが、誰もこの杖は触れてないみたいだった。
丁度法皇はあの疲労で眠っている。
そして、それを拾い上げる。
その時、頭を刺す様な、鋭い頭痛に襲われたが、すぐ治った。
頭を抱え、しかし、その杖は離さなかった。
一階をウロウロしていると、またあの頭痛が襲ってきた。
今度のは、酷い。
「あ・・・・・頭が・・・割れそう・・・だ!!・・・」
痛む頭を抱え、杖を地面に落とした。
そして禍々しい光がマルチェロを包んだ。
手に茨が巻きつき、心に直接響くような、恐ろしい声が聞こえた。
「誰だ!?」
見えない相手に恐怖を覚えながらも、必死に威嚇した。
「我が・・・・は、暗黒神・・・・。我がのしもべとなれ・・・虜になれ・・・。」
杖が、禍々しい光を強め、小刻みに震えた。
「ふ・・・・ざ・・・・ける・・・・な・・・・!!」
腰に提げてあった小さなナイフを取り出し、茨を切った。
驚愕したように、声は震え、茨は跡形も無く、無くなった。
「生憎、命令されるのは嫌いなんでね。」
呟くと、形相を変え、杖を投げようと振り翳した。
しかし、それは叶わぬ事だった。
心と脳は、最早暗黒神の手に堕たのだから。
断末魔の声を上げ、そして、瞳は闇に閉ざされたように黒くなった。
騒ぎに気付き、法皇が駆けつけた。
「どうした!?」
しかし、答えない。
「一体何があった!?いった・・」
それ以上継ぐ事は不可能だった。
杖は心臓を一貫し、血肉は飛び散った。そして血が迸る。
杖は、笑ったかのように、邪悪な気を強め、生気を吸い取った。
法皇の微かに唇が動くが、何を言ったのかは分からなかった。
そして、杖を引き抜くと、遺体は力なく崩れ、動かぬ屍と化した。
マルチェロは忍び笑いを浮かべ、笑い声は大きくなった。
近くの召使が見ていた。
血の気が引き、身体が震えた。
マルチェロは、遺体を抱え、高い庭に着くと、そこから落とした。
偽装をしたのだ。
犯人は旅人と大司教に罪を被せる為に。
そして、何食わぬ顔で、館に戻っていった。
法皇の死を伝えられたのは一ヶ月後の事だった。
ドラクエ8をプレイしていない人は分かりにくいと思いますが・・・。
聖地ゴルドにククールの兄が、新しい法皇決めをする時に、聖地ゴルドに乗り込んだときの事を
小説にしました

まずは、序盤なので、その前の事を書きます

説明が分かりにくくてすみません

あの杖・・・・一夜で地獄を齎せたあの杖。
持っただけで、邪悪な心になり、人は魔物と化す。
分かっているのは、あの四人だけだった。
だから、何としてでも止めなければならない。
これ以上犠牲者を出さない為にも・・・・。
勿論、操られた人物が、たとえ嫌味であっても、代わりない。
だからだろう、さっきから重い空気に一同は包まれていた。
黒犬・・・否、魔犬レオパルドを斃し、空気は軽くなった。
聖堂騎士団員二人は、その強さに驚いていた。
法皇が、気絶し倒れた。それをエイトは支えた。
これで、復活は妨げれる。
マルチェロさえ現われなければ。
駆けつけたマルチェロは、驚く様子もなく、ただじっと見ていた。
その弟、ククールが、険悪な顔で睨みつける。
目の前に現われたのは、数ヶ月前の旅人だった。
そして、隣にいるのは、自分を我侭に扱っていた大司教。
教会の御偉い様で、傲慢な方だったので、一般庶民は相当嫌っていた。
都合の良い事を考え、思わずにやつく。
法皇は死んでいないのに、死人と扱い、旅人はごろつきと扱った。
「なるほど・・・。そうでしたか。大司教。名も知らぬごろつき共を雇い、殺したとは・・・」
大司教が、思わず声を上げた。
誤解を解いてもらおうと説教するが、虚しく聖堂騎士団員に捕まった。
「くそ兄貴が!俺の事なんか忘れてやがる!!」
ククールが睨むが、目線は愚かな旅人に向けられていた。
そして、蔑む様な目に変わり、扉は閉まった。
マルチェロは、旅人と、大司教は、煉獄島に入れる事にした。
煉獄島とは、牢屋があり、生涯一生出れない所だ。
未来永久、悶え苦しみ、その死骸だけは、煉獄島に残っている。
着いたのは、無音な所だった。
海に囲まれ、此処からは船がないと脱出は不可能だった。
生憎、トロデは大聖堂に残したまま、此処に来てしまったのだ。
居場所を知らないと、此処には到底来れない。
鳥の籠の様な物に入れられ、下に下りる。
何十分しても、なかなか地下にたどり着け無い。
それ程深いのだろう。
そして、やっと着いた。
荒くれが、エイト達の背を押し退けた。勢いに余って、倒れそうになった。
そして、牢屋の扉は閉められた。
ゼシカが隣で不安そうな表情を浮かべるが、エイトの顔を見ると、少しホッとした顔になった。
ククールなど、多分兄の事で頭が一杯なのだろう。
言葉を告げても、何も無反応になっていた。
話し掛ける事は、出来なかった。
ヤンガスは、自慢の力で、牢屋を抉じ開けようと努力をするが、
全く歯が立たなかった。
こうする間に、時間は刻一刻と迫っていった。
此処は、大聖堂の上にある、法皇の館だ。
特別な者しか受け入れられない、館。
マルチェロは、清清しい気分に酔いしれていた。
邪魔者は片付いた。あの忌々しい大司教も居なくなった。
何もが、上手くいく。
弟の顔も、見なくて済む。いや、あんなのはただの雑魚に過ぎない。
しかし、気になったのは、美しいとも言えるあの杖。
人の手で作ったとは思えない杖だった。
二階に行ってみると、まだあの杖は残っていた。
黒犬の屍は片付いていたが、誰もこの杖は触れてないみたいだった。
丁度法皇はあの疲労で眠っている。
そして、それを拾い上げる。
その時、頭を刺す様な、鋭い頭痛に襲われたが、すぐ治った。
頭を抱え、しかし、その杖は離さなかった。
一階をウロウロしていると、またあの頭痛が襲ってきた。
今度のは、酷い。
「あ・・・・・頭が・・・割れそう・・・だ!!・・・」
痛む頭を抱え、杖を地面に落とした。
そして禍々しい光がマルチェロを包んだ。
手に茨が巻きつき、心に直接響くような、恐ろしい声が聞こえた。
「誰だ!?」
見えない相手に恐怖を覚えながらも、必死に威嚇した。
「我が・・・・は、暗黒神・・・・。我がのしもべとなれ・・・虜になれ・・・。」
杖が、禍々しい光を強め、小刻みに震えた。
「ふ・・・・ざ・・・・ける・・・・な・・・・!!」
腰に提げてあった小さなナイフを取り出し、茨を切った。
驚愕したように、声は震え、茨は跡形も無く、無くなった。
「生憎、命令されるのは嫌いなんでね。」
呟くと、形相を変え、杖を投げようと振り翳した。
しかし、それは叶わぬ事だった。
心と脳は、最早暗黒神の手に堕たのだから。
断末魔の声を上げ、そして、瞳は闇に閉ざされたように黒くなった。
騒ぎに気付き、法皇が駆けつけた。
「どうした!?」
しかし、答えない。
「一体何があった!?いった・・」
それ以上継ぐ事は不可能だった。
杖は心臓を一貫し、血肉は飛び散った。そして血が迸る。
杖は、笑ったかのように、邪悪な気を強め、生気を吸い取った。
法皇の微かに唇が動くが、何を言ったのかは分からなかった。
そして、杖を引き抜くと、遺体は力なく崩れ、動かぬ屍と化した。
マルチェロは忍び笑いを浮かべ、笑い声は大きくなった。
近くの召使が見ていた。
血の気が引き、身体が震えた。
マルチェロは、遺体を抱え、高い庭に着くと、そこから落とした。
偽装をしたのだ。
犯人は旅人と大司教に罪を被せる為に。
そして、何食わぬ顔で、館に戻っていった。
法皇の死を伝えられたのは一ヶ月後の事だった。
2008年08月13日 Posted by チャッピィーのドラクエ日記 at 15:40 │Comments(0) │TrackBack(0) │小説番外編
番外編 邯鄲の夢は滑稽?{エイト&ヤンガス編}
旅の始まり、この道化師が杖を持った時から、歯車は回り始めた。
拒む事が出来ぬ、運命の歯車へと姿を遂げた。
城は、茨に包まれ、一夜の内に地獄と化した。
姫と王は結界で守り抜かれたが、城の者達は、悶絶した表情のまま茨と化していた。
物言わぬ、まるで鎖に縛られたの様に動きもしない。
魔物も実在し、城は魔物の住家と化した。
他国から一度だけ使者が送られて、城の中へと入った。
その中は、噂で聞いたのもよりも、遥かに超えていた。
目に焼きついたように、その映像は離れなかった。
この城は、それ以来訪問者は二度と現われなかった。
起き上がった王と、姫は、他の生き残りを探し出す事に決めた。
すると、偶然少年の兵士と出合った。
それは、知っている少年だった。
王は少年の名を叫び、駆け寄った。
しかし、道化師も、計算していなかった事が有った。
それは、エイトという青年が生き残った事。
そして、この者に斃されると言う事は、道化師は想像していただろうか。
この者も、茨と化したと思ったのには違いない。
「・・・・・お前のせいで、トロデ王は悶え苦しんだんだ。」
人がいい目つきと打って変わって、人も寄せ付けない、そんな瞳に変わった。
しかし、怯む事無く、にやけた妖しい目で、少年を見据えた。
妖しげな杖が、光沢を帯び、少年の姿を映し出した。
それは、玩具でも弄ぶような、手付きだった。
「アッシも、色々な人が殺されて、悔しかったでがす!今此処で、尋常に勝負でがす!」
斧を構え、距離をつけた。それに合わせて、後列・・・ゼシカとククールも戦闘態勢に入った。
ゼシカは両手を構え、素早さを高める呪文、ピオリムを唱える準備をした。
ヤンガスは、体型が太いから、その分素早さも劣る。その為だ。
ククールは、エイトに狙いを定め、筋力倍増呪文のバイキルトを放った。
エイトが、道化師に五月雨突きを放った。
雨の様な槍の連鎖が襲った。
道化師は、青い鮮血を渋かせながらも、不敵に笑った。
「貴方達は何も分かっていない。犠牲は付き物なんですよ。」
まるで、自慢するかのような口調だった。
「ふざけるな。アッシ達はそれを食い止めるのが役目なんだよ!!」
ヤンガスは威厳を込めた声で、道化師に叫んだ。
またまた頭に響くような、高笑いが、辺りを木霊した。
「敵討ちしても、死んだ方々は帰りませんよ。」
知っている。そんな事は。
敵討ちしても、意味が無いって事は。
余計に、相手を苛立たせるかもしれない。
そもそも、敵討ちは、亡くなった人への償いになるのだろうか・・・。
第一、それを望んでいるのかすら分からない。
けれど、これは決して意味がない事ではない。
道化師を倒したら、王や姫、そして城の生活が元に戻るんだ。
忌々しい奴を倒したら・・・・。
期待に胸を膨らませ、斬りかかった。
ヤンガスも雄叫びを上げながら、突進していった。
兄貴と出合ったのは、蝉が鳴く頃だった。
行く先もなく、ただフラフラ遊び人の様に歩く元山賊。
元というだけにあって、流石にまた山賊になろうと思わなかった。
けれど、アッシには居場所が無い。
だったらあの悪党の町に帰るか・・・・?
人を脅し、卑怯な真似をして、何が楽しい。
言葉遣いは荒いが、決して人を貶すような事はしなかった。
この日までは
いつもの様に、橋を渡っていると、ある連中と出合った。
それは、緑色した怪物と、白い馬、そして少年。
これは良いカモだ。きっと金を持っているに違いない。
橋を渡ろうと、足を踏み出した瞬間に、ヤンガスは妨げた。
少年エイトは、下目で睨み付けたが、迫力が無い。
気にすることも無く、いつもの脅しを掛ける。
「おいおい!待てぃ!この橋は通らさんぞ!」
しかし、忽然と無視をされ、馬を引かせ通り過ぎ様とした。
更に虫の居所が悪くなったヤンガスは、罵声を上げた。
「俺を誰だと思ってやがる!?俺はヤンガスだ!」
それでも、緑色した奇妙な化け物は、怯まず、怪訝そうな顔で振り向いた。
「はぁ?何処かの間抜けか?知らんな。山賊だろうと、盗賊だろうと、わしゃ知らん。」
その言葉に、ヤンガスは理性を収めきれなくなり、斧を取り出した。
そして、エイトの方へと斬りかかった。
しかし、エイトは、動きの鈍さを悟り、咄嗟に身を交わした。
切った所は、ロープだった。
「し・・・・しまったぁ~!!」
ヤンガスが情けない声を上げると共に、断末魔の悲鳴をあげ、海へと転落した。
否、運良く橋のロープに捕まっていた。
命綱は、頼りなく、細い。今にも切れそうだった。
その隙に橋を渡り、反対側の地へと辿り付いた。
「自業自得というものじゃ。」
怪物・・・トロデ王が、哀れそうに見つめ、皮肉を投げ捨てた。
そして、背を向き、エイトに呼びかけた。
「おい、行くぞ。此処に長居は無用じゃ。」
しかし、応答が無い。
おかしいと思い、後ろを振り向くと、手綱を引き寄せるエイトの姿が映った。
思わず目を丸くし、お人好しに呆れ果てた。
そして、最後の手綱を引き上げると、ヤンガスが自力で草を掴んだ。
二人とも荒い呼吸を繰り返す。
収まった所で、ヤンガスは目尻が熱くなって行くのを感じた。
こんなに感動した事は無かった。
「兄貴!!俺・・じゃなくてアッシは、一生兄貴について行くでがす!!」
身を乗り出し、ただでさえ重い身体を引き寄せ、手を取った。
エイトは、狼狽した表情で、苦笑した。
「何言ってるんじゃ!?兄貴って・・・お前の方が年取ってるではないか!?」
トロデが咄嗟にそう言ったが、それに納得が行かなかったらしく、怒声を上げた。
「るせぇ!兄貴は兄貴だ!」
しばらく其処で揉め合いになり、二人と共に戦って町に着いた事があった。
頭は悪いが、根はいい奴であった。
味方を見捨てる奴じゃないから・・・・。
道化師は、笑いながら、三人に分身した。
流石に誰も予測してなかったらしく、仰天に包まれた。
「これでも勝算がありますか?誤算でしょうねぇ・・・」
馬鹿にした笑い声が更に高まった。
拒む事が出来ぬ、運命の歯車へと姿を遂げた。
城は、茨に包まれ、一夜の内に地獄と化した。
姫と王は結界で守り抜かれたが、城の者達は、悶絶した表情のまま茨と化していた。
物言わぬ、まるで鎖に縛られたの様に動きもしない。
魔物も実在し、城は魔物の住家と化した。
他国から一度だけ使者が送られて、城の中へと入った。
その中は、噂で聞いたのもよりも、遥かに超えていた。
目に焼きついたように、その映像は離れなかった。
この城は、それ以来訪問者は二度と現われなかった。
起き上がった王と、姫は、他の生き残りを探し出す事に決めた。
すると、偶然少年の兵士と出合った。
それは、知っている少年だった。
王は少年の名を叫び、駆け寄った。
しかし、道化師も、計算していなかった事が有った。
それは、エイトという青年が生き残った事。
そして、この者に斃されると言う事は、道化師は想像していただろうか。
この者も、茨と化したと思ったのには違いない。
「・・・・・お前のせいで、トロデ王は悶え苦しんだんだ。」
人がいい目つきと打って変わって、人も寄せ付けない、そんな瞳に変わった。
しかし、怯む事無く、にやけた妖しい目で、少年を見据えた。
妖しげな杖が、光沢を帯び、少年の姿を映し出した。
それは、玩具でも弄ぶような、手付きだった。
「アッシも、色々な人が殺されて、悔しかったでがす!今此処で、尋常に勝負でがす!」
斧を構え、距離をつけた。それに合わせて、後列・・・ゼシカとククールも戦闘態勢に入った。
ゼシカは両手を構え、素早さを高める呪文、ピオリムを唱える準備をした。
ヤンガスは、体型が太いから、その分素早さも劣る。その為だ。
ククールは、エイトに狙いを定め、筋力倍増呪文のバイキルトを放った。
エイトが、道化師に五月雨突きを放った。
雨の様な槍の連鎖が襲った。
道化師は、青い鮮血を渋かせながらも、不敵に笑った。
「貴方達は何も分かっていない。犠牲は付き物なんですよ。」
まるで、自慢するかのような口調だった。
「ふざけるな。アッシ達はそれを食い止めるのが役目なんだよ!!」
ヤンガスは威厳を込めた声で、道化師に叫んだ。
またまた頭に響くような、高笑いが、辺りを木霊した。
「敵討ちしても、死んだ方々は帰りませんよ。」
知っている。そんな事は。
敵討ちしても、意味が無いって事は。
余計に、相手を苛立たせるかもしれない。
そもそも、敵討ちは、亡くなった人への償いになるのだろうか・・・。
第一、それを望んでいるのかすら分からない。
けれど、これは決して意味がない事ではない。
道化師を倒したら、王や姫、そして城の生活が元に戻るんだ。
忌々しい奴を倒したら・・・・。
期待に胸を膨らませ、斬りかかった。
ヤンガスも雄叫びを上げながら、突進していった。
兄貴と出合ったのは、蝉が鳴く頃だった。
行く先もなく、ただフラフラ遊び人の様に歩く元山賊。
元というだけにあって、流石にまた山賊になろうと思わなかった。
けれど、アッシには居場所が無い。
だったらあの悪党の町に帰るか・・・・?
人を脅し、卑怯な真似をして、何が楽しい。
言葉遣いは荒いが、決して人を貶すような事はしなかった。
この日までは
いつもの様に、橋を渡っていると、ある連中と出合った。
それは、緑色した怪物と、白い馬、そして少年。
これは良いカモだ。きっと金を持っているに違いない。
橋を渡ろうと、足を踏み出した瞬間に、ヤンガスは妨げた。
少年エイトは、下目で睨み付けたが、迫力が無い。
気にすることも無く、いつもの脅しを掛ける。
「おいおい!待てぃ!この橋は通らさんぞ!」
しかし、忽然と無視をされ、馬を引かせ通り過ぎ様とした。
更に虫の居所が悪くなったヤンガスは、罵声を上げた。
「俺を誰だと思ってやがる!?俺はヤンガスだ!」
それでも、緑色した奇妙な化け物は、怯まず、怪訝そうな顔で振り向いた。
「はぁ?何処かの間抜けか?知らんな。山賊だろうと、盗賊だろうと、わしゃ知らん。」
その言葉に、ヤンガスは理性を収めきれなくなり、斧を取り出した。
そして、エイトの方へと斬りかかった。
しかし、エイトは、動きの鈍さを悟り、咄嗟に身を交わした。
切った所は、ロープだった。
「し・・・・しまったぁ~!!」
ヤンガスが情けない声を上げると共に、断末魔の悲鳴をあげ、海へと転落した。
否、運良く橋のロープに捕まっていた。
命綱は、頼りなく、細い。今にも切れそうだった。
その隙に橋を渡り、反対側の地へと辿り付いた。
「自業自得というものじゃ。」
怪物・・・トロデ王が、哀れそうに見つめ、皮肉を投げ捨てた。
そして、背を向き、エイトに呼びかけた。
「おい、行くぞ。此処に長居は無用じゃ。」
しかし、応答が無い。
おかしいと思い、後ろを振り向くと、手綱を引き寄せるエイトの姿が映った。
思わず目を丸くし、お人好しに呆れ果てた。
そして、最後の手綱を引き上げると、ヤンガスが自力で草を掴んだ。
二人とも荒い呼吸を繰り返す。
収まった所で、ヤンガスは目尻が熱くなって行くのを感じた。
こんなに感動した事は無かった。
「兄貴!!俺・・じゃなくてアッシは、一生兄貴について行くでがす!!」
身を乗り出し、ただでさえ重い身体を引き寄せ、手を取った。
エイトは、狼狽した表情で、苦笑した。
「何言ってるんじゃ!?兄貴って・・・お前の方が年取ってるではないか!?」
トロデが咄嗟にそう言ったが、それに納得が行かなかったらしく、怒声を上げた。
「るせぇ!兄貴は兄貴だ!」
しばらく其処で揉め合いになり、二人と共に戦って町に着いた事があった。
頭は悪いが、根はいい奴であった。
味方を見捨てる奴じゃないから・・・・。
道化師は、笑いながら、三人に分身した。
流石に誰も予測してなかったらしく、仰天に包まれた。
「これでも勝算がありますか?誤算でしょうねぇ・・・」
馬鹿にした笑い声が更に高まった。
2008年08月12日 Posted by チャッピィーのドラクエ日記 at 12:20 │Comments(0) │TrackBack(0) │小説番外編
番外編 邯鄲の夢は滑稽?{ククール編}
次は、エイトとヤンガス編です。{これが終わったら・・・}
{ってかメインエイトなのに、初めからきちんとしないと・・・・
}
そのうちククールに乗っ取られてしまう。主役
まぁ、充分乗っ取られていますが
{性格があれだから
}
案外存在感が無いのはヤンガスか、ゼシカなんだよなぁ・・・・
エイトの場合、口調は無口の方だから難しいんだよなぁ・・・考えるの(^^☆)
それにかなり長いです
{今までよりも・・・・。
}
団長は、マルチェロです。{M字・・・。}
では、始めます
「てめぇはもう、袋のネズミ同然だぜ」
憎々しげに放った言葉には、いつもの軽い口調は含まれて居なかった。
いつまでも底冷えしていた。
「ほう・・・。この私が?笑える冗談ですねぇ」
「ほざくのも大概にしたらどうだ?その口、二度と開かねぇ様にしてやろうか?」
道化師は、笑った。馬鹿にしたような笑い方だった。
「貴様のせいで、何もかも滅茶苦茶に壊れたんだよ。院長は死ぬ。修道院・・・居たくなかったが、追い出された。
絶対仇は討ってやる。」
禍々しい気は、勢いを強めた。
広々とした大空が広がっている。
しかし、相変わらず、修道院の中は腐っていた。
金のために、適当な祈りを捧げ、悪口を叩かれた。
最も嫌なのは、聖堂騎士団長の事だった。
自分の腹違いの兄貴なのに、同じ空気吸ってるだけで腹が立つ。
急に拷問室に呼ばれ、まずいと思った。
「まったく、出来損ない奴だ。」
昨日、ポーカーで、如何様がばれてしまい、騒ぎが起こった。
喧嘩になってしまい、エイト達が、止めたのだ。
酒場に来ていた、他の聖堂騎士団が言い上げたのだろう。
「流石、団長。お耳が早いことで」
嫌味が言えるのは、多分ククールだけだろう。
他は逆らおうとしなかった。
また、説教を喰らったが、そんな事はお構い無しだった。
互いが、嫌っていた。
「ククク。またお説教かぁ・・・?」
同僚の聖堂騎士団員がからかって来る。
しかし、忽然と無視を続けた。
「おい・・・・ククール・・・もしかして、怒ったのか?」
「別に。」
わざと底冷えした単語を作った。
後ろでは、修道僧と嫌味を言っているのが聞こえた。
今日の夕方は酒場に行く予定だったが、五月蝿い説教が入った為行けなくなった。
謹慎処分だって?ふざけやがって。
怒りが込み上げる中、昨日会った旅人とであった。
何でまた・・・こんな所に出会った?
昨日、酒を飲んでおり、あまり覚えていなかった。
「あんたら・・・何しに来た?」
ゼシカが、指輪を見せつけ、怒鳴った。
昨日、どさくさに紛れて渡したっけ・・。
どんだけ飲んだんだよ・・・・俺・・・・・。
一瞬呆れを感じ、時折紛れてくる邪気を感じて、伝えた。
「そうだ・・!此処で、今さっき、道化師の格好した奴が此処を通ったらしい。
俺は謹慎かかってるから、あんたらだけで院長の部屋へ向かってくれ。
殺されるかもしれない・・・。別の道で行ってくれ。くれぐれも頼んだぞ。」
エイトは、一目散に、旧修道院へと向かった。
その間、立ってるだけでは気が済まなかった。
外へ出れば、間違いなく追い出されるだろう。
此処を追い出されば、居場所は無かった。
「ーっち。ったく、兄貴も面倒臭いことしやがって。」
腕組をし、壁に凭れ掛かって、他の案を考える。
橋は、石頭の馬鹿共が見張っており、院長の部屋など行けない。
此処で大人しく待てと言うわけか・・・・。
「・・・・・生憎、型破りなのが俺の性格でね。」
扉を開け、中庭へ向かった。此処なら外では無い。
上空を見上げると、熱い太陽が視界を遮った。
壁を攀じ登る事は出来るが、何せ、距離がある・・・・・。
それに、窓からは、団長が目を光らせていた。
ククールは苦笑すると足早に去った。
「あの鷹め・・・・。」
兄の視力の良さを呪った。
どのくらい時間が経っただろう・・・・。
なかなか戻ってこない。
まさか忘れているんじゃ・・・・。
「おい、ククール、団長が呼んでるぞ。」
同僚の聖堂騎士が呼んだ。
「は?何で??」
怪訝そうな顔で、拷問室・・・地下へ向かった。
何回目だ?此処。
見慣れた風景に、腹が立った。
扉を軽くノックして、開けた。
みると、あの旅人だ。
訳の分からないまま、団長に尋ねた。
「こいつらだ。ごろつきの正体は。」
ハッとし、息を呑んだ。
この馬鹿、道化師を旅人と間違えている?
「こいつらの荷物を調べると、こんなものが入っていた。」
取り出すと、聖堂騎士団員だけが持てる指輪だった。
これで、旧修道院へと入り、院長の部屋へと行ける唯一の道具。
「君の指輪は何処にある?もってるなら見せてくれ。」
一瞬言葉に詰まった。
やばい・・・・・。
ある案が、脳裏を掠める。
指輪を強引に奪い取った。
「良かった!団長の手の中にあったとは。」
打って変わって、団長の表情が変わった。
「こいつらに、奪われたんですよ。良かった見つかって。」
「何だと?」
立ち上がり、冷静に怒鳴る。
ゼシカが怒鳴り、吐き捨てるように言った。
「そう言う魂胆だったのよ。最悪だわ。」
横目で睨み、ククールは部屋を去った。
そこで、化け物が連れて行かれるのが目に入ったが・・・。
さて・・・・と。
多分あいつらは、何かされるな・・・・。
壁に凭れ、考え込んだ。
さっきから、こんな姿勢しか取っていない様な気がする。
そんな事はどうでも良いが、このまま放っておけば、紛れも無く死刑だろう。
時間は、夜明けとともに・・・・まだ朝など来ていない。
時間はたっぷりあった。
もうすぐ夕食か・・・・・。
今日の拷問室の見張りを調べる。
そして、一人分の食事に、大量の睡眠薬を注入した。
何も知らない団員は、食事を口に運んだ。
ククールは、何気無い顔で、食事を口にする。
そして、拷問室へと向かった団員を、追いかけ、机で鼾を掻くのを確認した。
ゆっくりと、そいつから、牢屋の鍵を取り出す。
そして、忍び足で、とっとと退散した。
扉が、重い音と共に開いた。
「どういう事?」
ゼシカが、冷静に尋ねるが、顔は怒っていた。
化け物顔のトロデが、喚いた。
「馬鹿っ!折角てめえらの為に、眠らせている、石頭の馬鹿が起きちまうだろ!?」
早々に小声で言う。
そして、拷問室へ向かった。
此処で、トロデを掴み、不気味な像へ投げ入れた。
断末魔の悲鳴が上がったが、しかし、すぐに途絶えた。
そして、歓声が上がった。
そう、此処は抜け道となっていた。
埃に塗れていたが、地下を通り抜け、小屋へと辿り付いた。
其処には、雪の様な、綺麗な馬が居た。
一瞬その馬の容姿に、虜になったが、我を取り戻し、早々に立ち去った。
台無しだ。これで、追い出され・・・
一つの不気味な明かりに、目が止まった。
修道院が燃えている・・・・?
そんな馬鹿な事があるのか・・・・!?
尚且つ、人一倍繊細な彼にとって邪気を感じなかったのはおかしい。
大急ぎで、修道院へ向かった。
エイト達の反応にも気付かず。
「畜生!兄貴なんていねぇじゃねぇか!?」
目に当たる所は、全て探した。
しかし、団長など見つかっては居ない。
仕方が無い。橋を渡ろうか。
大きく息を吸った。
一人で、院長へ繋がる橋を渡った。
火の手は、妨げるように襲い掛かってくる。
煙で、息が出来ないが、構わず、全力で走る。
しかし、最期の手前で、綱が切れた。
高く飛び、滑る様に院長の部屋の前まで来た。
橋が、脆くも崩れ去る。
危機一髪だった。
扉が、硬く閉ざされており、鍵が掛かっていた。
「畜生!!ビクともしねぇ・・・・!!」
蹴りを扉に入れるが、効いた様子は無かった。
すると、側に居たエイト達が目に入った。
「あんたら・・・・来てくれたのか・・・?そうだ、一緒に体当たりしてくれ。」
四人で固まり、ククールの合図で、一斉に扉へ向かって体当たりをした。
重い音を立て、扉は破壊された。
一階に倒れている、仲間の団員に駆け寄った。
慌てて抱き起こすと、息絶え絶えで、こう言った。
「道化師が・・・・は・・・早く院長を・・・・」
そう言うと、息絶えた。首を横に振り、そっと床に下ろした。
「・・・・お前らも来てくれるか?」
やや強引に、話し掛け、一緒に向かった。
断末魔の声を上げ、階段から騎士団が落ちてくる。
そいつも、道化師のことを、最期まで話していた。
全身を貫くような瘴気が一気に襲い掛かる。
ヤンガスが唸り、目の前の人物を見据えた。
「・・・・・ドルマゲス・・・・」
ゼシカが、憎々しげに、その人物の名を挙げる。
団長まで、吹き飛ばし、意識は一応あった。
慌ててククールが駆け寄ったが、ドルマゲスが、杖を軽く振った。
壁にぶち当たり、一瞬意識がぶっ飛ぶ。
鉄槌で殴られたような衝撃が走る。
壁まで、皹が入っていた。
「オディロ院長よ。さあどうする・・・?」
院長に、まるで試す様な言い方で問う。
院長は、光沢を帯びた、金色のロザリオを掲げる。
「私達は死なない。神の祝福がある限り!」
しかし、トロデが現われた途端、態度は一変する。
馬鹿にするように、道化師は笑った。
「これはこれは。トロデ王。醜いお姿で。」
トロデが怒鳴り散らそうとした矢先だった。
一瞬の出来事で、何が起こったのか、分からなかった。
紫色に光った杖は、勢いを増し、柔らかいトロデの身体を一貫した。
否、されたのは、咄嗟に庇った院長の身体だった。
呆気無く、貫かれ、無残にも殺されてしまった。
そして、身体は糸の切れた人形の様に崩れた。
嬉しそうな笑みを浮かべ、道化師は杖を見据えた。
「悲しいなぁ・・・・。神も私の味方なんて・・・・。」
高笑いをしながら、月光を浴び、月の中に姿を消した。
悔しそうに、エイト達は見据えるしかなかった。
痛い沈黙の中、一つ声が響いた。
団長は何も物を言わず、黙りこくっている。
「い・・・・・・・・院長ぉ・・・・・・?」
掠れた声が響く。しかし、屍は何も答えてはくれなかった。
見開かれた瞳には、何も映っていない。
たとえ、育て親・・・・本当の親でなくても、この人は親だと信頼していた。
いや、それ以上かもしれない。本当の子供の様に扱ってくれたこの人だからこそ・・・。
それ以上、受け入れたくない死だった。
しかし、目が、逸らせなかった。
死を確認して、そのショックで意識が飛びそうになった。
ふら付きながら、ククールは早々にその場を去った。
翌朝、雨が降りしきる中、葬式が行われていた。
皆、泣いている。
団長は、院長が最期まで、離身離さず持っていた金のロザリオを抱えていた。
空まで涙を惜しみなく流している。
エイトは、ただ一人、心が抜け切った様に涙一つ見せていないククールに目が入った。
葬式は、無事終わり、誰も居なくなった。
「・・・・・馬鹿やろう・・・・。」
誰も居なくなったその場で、俯き、独り、言葉を漏らした。
後から涙が滲んできた。
「嫌々、エイトの仲間に同意する事になったが、今日までどれほど待ち望んでいたか・・・。」
剣を握り締め、真っ直ぐ道化師に突き立てた。
「この時を、俺は待ち望んでいたのさ!!」
復讐に満ちた顔で、剣を抉った。
{ってかメインエイトなのに、初めからきちんとしないと・・・・
}そのうちククールに乗っ取られてしまう。主役

まぁ、充分乗っ取られていますが
{性格があれだから
}案外存在感が無いのはヤンガスか、ゼシカなんだよなぁ・・・・

エイトの場合、口調は無口の方だから難しいんだよなぁ・・・考えるの(^^☆)
それにかなり長いです
{今までよりも・・・・。
}団長は、マルチェロです。{M字・・・。}

では、始めます

「てめぇはもう、袋のネズミ同然だぜ」
憎々しげに放った言葉には、いつもの軽い口調は含まれて居なかった。
いつまでも底冷えしていた。
「ほう・・・。この私が?笑える冗談ですねぇ」
「ほざくのも大概にしたらどうだ?その口、二度と開かねぇ様にしてやろうか?」
道化師は、笑った。馬鹿にしたような笑い方だった。
「貴様のせいで、何もかも滅茶苦茶に壊れたんだよ。院長は死ぬ。修道院・・・居たくなかったが、追い出された。
絶対仇は討ってやる。」
禍々しい気は、勢いを強めた。
広々とした大空が広がっている。
しかし、相変わらず、修道院の中は腐っていた。
金のために、適当な祈りを捧げ、悪口を叩かれた。
最も嫌なのは、聖堂騎士団長の事だった。
自分の腹違いの兄貴なのに、同じ空気吸ってるだけで腹が立つ。
急に拷問室に呼ばれ、まずいと思った。
「まったく、出来損ない奴だ。」
昨日、ポーカーで、如何様がばれてしまい、騒ぎが起こった。
喧嘩になってしまい、エイト達が、止めたのだ。
酒場に来ていた、他の聖堂騎士団が言い上げたのだろう。
「流石、団長。お耳が早いことで」
嫌味が言えるのは、多分ククールだけだろう。
他は逆らおうとしなかった。
また、説教を喰らったが、そんな事はお構い無しだった。
互いが、嫌っていた。
「ククク。またお説教かぁ・・・?」
同僚の聖堂騎士団員がからかって来る。
しかし、忽然と無視を続けた。
「おい・・・・ククール・・・もしかして、怒ったのか?」
「別に。」
わざと底冷えした単語を作った。
後ろでは、修道僧と嫌味を言っているのが聞こえた。
今日の夕方は酒場に行く予定だったが、五月蝿い説教が入った為行けなくなった。
謹慎処分だって?ふざけやがって。
怒りが込み上げる中、昨日会った旅人とであった。
何でまた・・・こんな所に出会った?
昨日、酒を飲んでおり、あまり覚えていなかった。
「あんたら・・・何しに来た?」
ゼシカが、指輪を見せつけ、怒鳴った。
昨日、どさくさに紛れて渡したっけ・・。
どんだけ飲んだんだよ・・・・俺・・・・・。
一瞬呆れを感じ、時折紛れてくる邪気を感じて、伝えた。
「そうだ・・!此処で、今さっき、道化師の格好した奴が此処を通ったらしい。
俺は謹慎かかってるから、あんたらだけで院長の部屋へ向かってくれ。
殺されるかもしれない・・・。別の道で行ってくれ。くれぐれも頼んだぞ。」
エイトは、一目散に、旧修道院へと向かった。
その間、立ってるだけでは気が済まなかった。
外へ出れば、間違いなく追い出されるだろう。
此処を追い出されば、居場所は無かった。
「ーっち。ったく、兄貴も面倒臭いことしやがって。」
腕組をし、壁に凭れ掛かって、他の案を考える。
橋は、石頭の馬鹿共が見張っており、院長の部屋など行けない。
此処で大人しく待てと言うわけか・・・・。
「・・・・・生憎、型破りなのが俺の性格でね。」
扉を開け、中庭へ向かった。此処なら外では無い。
上空を見上げると、熱い太陽が視界を遮った。
壁を攀じ登る事は出来るが、何せ、距離がある・・・・・。
それに、窓からは、団長が目を光らせていた。
ククールは苦笑すると足早に去った。
「あの鷹め・・・・。」
兄の視力の良さを呪った。
どのくらい時間が経っただろう・・・・。
なかなか戻ってこない。
まさか忘れているんじゃ・・・・。
「おい、ククール、団長が呼んでるぞ。」
同僚の聖堂騎士が呼んだ。
「は?何で??」
怪訝そうな顔で、拷問室・・・地下へ向かった。
何回目だ?此処。
見慣れた風景に、腹が立った。
扉を軽くノックして、開けた。
みると、あの旅人だ。
訳の分からないまま、団長に尋ねた。
「こいつらだ。ごろつきの正体は。」
ハッとし、息を呑んだ。
この馬鹿、道化師を旅人と間違えている?
「こいつらの荷物を調べると、こんなものが入っていた。」
取り出すと、聖堂騎士団員だけが持てる指輪だった。
これで、旧修道院へと入り、院長の部屋へと行ける唯一の道具。
「君の指輪は何処にある?もってるなら見せてくれ。」
一瞬言葉に詰まった。
やばい・・・・・。
ある案が、脳裏を掠める。
指輪を強引に奪い取った。
「良かった!団長の手の中にあったとは。」
打って変わって、団長の表情が変わった。
「こいつらに、奪われたんですよ。良かった見つかって。」
「何だと?」
立ち上がり、冷静に怒鳴る。
ゼシカが怒鳴り、吐き捨てるように言った。
「そう言う魂胆だったのよ。最悪だわ。」
横目で睨み、ククールは部屋を去った。
そこで、化け物が連れて行かれるのが目に入ったが・・・。
さて・・・・と。
多分あいつらは、何かされるな・・・・。
壁に凭れ、考え込んだ。
さっきから、こんな姿勢しか取っていない様な気がする。
そんな事はどうでも良いが、このまま放っておけば、紛れも無く死刑だろう。
時間は、夜明けとともに・・・・まだ朝など来ていない。
時間はたっぷりあった。
もうすぐ夕食か・・・・・。
今日の拷問室の見張りを調べる。
そして、一人分の食事に、大量の睡眠薬を注入した。
何も知らない団員は、食事を口に運んだ。
ククールは、何気無い顔で、食事を口にする。
そして、拷問室へと向かった団員を、追いかけ、机で鼾を掻くのを確認した。
ゆっくりと、そいつから、牢屋の鍵を取り出す。
そして、忍び足で、とっとと退散した。
扉が、重い音と共に開いた。
「どういう事?」
ゼシカが、冷静に尋ねるが、顔は怒っていた。
化け物顔のトロデが、喚いた。
「馬鹿っ!折角てめえらの為に、眠らせている、石頭の馬鹿が起きちまうだろ!?」
早々に小声で言う。
そして、拷問室へ向かった。
此処で、トロデを掴み、不気味な像へ投げ入れた。
断末魔の悲鳴が上がったが、しかし、すぐに途絶えた。
そして、歓声が上がった。
そう、此処は抜け道となっていた。
埃に塗れていたが、地下を通り抜け、小屋へと辿り付いた。
其処には、雪の様な、綺麗な馬が居た。
一瞬その馬の容姿に、虜になったが、我を取り戻し、早々に立ち去った。
台無しだ。これで、追い出され・・・
一つの不気味な明かりに、目が止まった。
修道院が燃えている・・・・?
そんな馬鹿な事があるのか・・・・!?
尚且つ、人一倍繊細な彼にとって邪気を感じなかったのはおかしい。
大急ぎで、修道院へ向かった。
エイト達の反応にも気付かず。
「畜生!兄貴なんていねぇじゃねぇか!?」
目に当たる所は、全て探した。
しかし、団長など見つかっては居ない。
仕方が無い。橋を渡ろうか。
大きく息を吸った。
一人で、院長へ繋がる橋を渡った。
火の手は、妨げるように襲い掛かってくる。
煙で、息が出来ないが、構わず、全力で走る。
しかし、最期の手前で、綱が切れた。
高く飛び、滑る様に院長の部屋の前まで来た。
橋が、脆くも崩れ去る。
危機一髪だった。
扉が、硬く閉ざされており、鍵が掛かっていた。
「畜生!!ビクともしねぇ・・・・!!」
蹴りを扉に入れるが、効いた様子は無かった。
すると、側に居たエイト達が目に入った。
「あんたら・・・・来てくれたのか・・・?そうだ、一緒に体当たりしてくれ。」
四人で固まり、ククールの合図で、一斉に扉へ向かって体当たりをした。
重い音を立て、扉は破壊された。
一階に倒れている、仲間の団員に駆け寄った。
慌てて抱き起こすと、息絶え絶えで、こう言った。
「道化師が・・・・は・・・早く院長を・・・・」
そう言うと、息絶えた。首を横に振り、そっと床に下ろした。
「・・・・お前らも来てくれるか?」
やや強引に、話し掛け、一緒に向かった。
断末魔の声を上げ、階段から騎士団が落ちてくる。
そいつも、道化師のことを、最期まで話していた。
全身を貫くような瘴気が一気に襲い掛かる。
ヤンガスが唸り、目の前の人物を見据えた。
「・・・・・ドルマゲス・・・・」
ゼシカが、憎々しげに、その人物の名を挙げる。
団長まで、吹き飛ばし、意識は一応あった。
慌ててククールが駆け寄ったが、ドルマゲスが、杖を軽く振った。
壁にぶち当たり、一瞬意識がぶっ飛ぶ。
鉄槌で殴られたような衝撃が走る。
壁まで、皹が入っていた。
「オディロ院長よ。さあどうする・・・?」
院長に、まるで試す様な言い方で問う。
院長は、光沢を帯びた、金色のロザリオを掲げる。
「私達は死なない。神の祝福がある限り!」
しかし、トロデが現われた途端、態度は一変する。
馬鹿にするように、道化師は笑った。
「これはこれは。トロデ王。醜いお姿で。」
トロデが怒鳴り散らそうとした矢先だった。
一瞬の出来事で、何が起こったのか、分からなかった。
紫色に光った杖は、勢いを増し、柔らかいトロデの身体を一貫した。
否、されたのは、咄嗟に庇った院長の身体だった。
呆気無く、貫かれ、無残にも殺されてしまった。
そして、身体は糸の切れた人形の様に崩れた。
嬉しそうな笑みを浮かべ、道化師は杖を見据えた。
「悲しいなぁ・・・・。神も私の味方なんて・・・・。」
高笑いをしながら、月光を浴び、月の中に姿を消した。
悔しそうに、エイト達は見据えるしかなかった。
痛い沈黙の中、一つ声が響いた。
団長は何も物を言わず、黙りこくっている。
「い・・・・・・・・院長ぉ・・・・・・?」
掠れた声が響く。しかし、屍は何も答えてはくれなかった。
見開かれた瞳には、何も映っていない。
たとえ、育て親・・・・本当の親でなくても、この人は親だと信頼していた。
いや、それ以上かもしれない。本当の子供の様に扱ってくれたこの人だからこそ・・・。
それ以上、受け入れたくない死だった。
しかし、目が、逸らせなかった。
死を確認して、そのショックで意識が飛びそうになった。
ふら付きながら、ククールは早々にその場を去った。
翌朝、雨が降りしきる中、葬式が行われていた。
皆、泣いている。
団長は、院長が最期まで、離身離さず持っていた金のロザリオを抱えていた。
空まで涙を惜しみなく流している。
エイトは、ただ一人、心が抜け切った様に涙一つ見せていないククールに目が入った。
葬式は、無事終わり、誰も居なくなった。
「・・・・・馬鹿やろう・・・・。」
誰も居なくなったその場で、俯き、独り、言葉を漏らした。
後から涙が滲んできた。
「嫌々、エイトの仲間に同意する事になったが、今日までどれほど待ち望んでいたか・・・。」
剣を握り締め、真っ直ぐ道化師に突き立てた。
「この時を、俺は待ち望んでいたのさ!!」
復讐に満ちた顔で、剣を抉った。
2008年08月03日 Posted by チャッピィーのドラクエ日記 at 22:17 │Comments(0) │TrackBack(0) │小説番外編
番外編 邯鄲の夢は滑稽 {ゼシカ編}
これ、だいぶ前に書いた奴の続編です。
題名がまず意味分からん的な・・・・。
本当はククールで始めたかった・・・・・・。{やりやすいから}
これ終わったら、ククールは絶対やるつもりです
多分やりにくい思うなぁ・・・
では始めます。
道化師は、エイト達が近寄っても、邪悪な笑みは絶える事は無かった。
むしろ、喜んでいると言えばこの説明に似合っているかもしれない。
「貴方、覚えてるわよね。サーベルト兄さんを殺したとき。」
ゼシカが、恨めしそうに、睨みつける。
その視線を浴び、尚且つも、愉快そうに笑った。
「ええ。覚えてますよ。私としては、腹で茶を沸かすような話でしたね。」
極悪非道な態度に、ゼシカは冷静を失った。
それは、もうすぐ春の息吹が感じられた、あの時の事だった。
「兄さん。今日は何処行くの?」
大きな屋敷・・・否、別荘の様な屋敷の中で尋ねる。
ゼシカの兄は、微笑んで、答えた。
「今日はリーザス塔に行くんだよ。」
魔物は、大して強くなかった。
魔法戦士なら、たわいも無い相手だから、一人で行っても大丈夫だった。
しかしゼシカには、何故か胸騒ぎが起こっていた。
この胸騒ぎは何なんだろう・・・・?
理由が分からないまま・・・・。
「そう・・・・行ってらっしゃい!兄さん!」
頬笑みを返し、手を振った。
兄には、ゼシカが浮かない顔していることに気がついてはいたが、あえて尋ねなかった。
これが最期の別れだと誰が思っただろうか・・・・。
「ふぅ・・・・。やっぱり、塔に登ったら長いな・・・。もう疲れてきた・・・。」
独り言の様に呟く。
最上まで登ると、階段がうっとおしく感じ、息も荒くなった。
遠くの方では雷鳴が轟き、轟音が響いた。
さっきまでは天候は良かったのに・・・・・・。
すると、人間離れした殺気を感じた。
肌を刺すような悪魔のような殺気・・・・。
弾かれた様に辺りを見渡した。
誰も居ない・・・・。
「気のせいだったか・・・・・」
剣を鞘に収め、美しい女の像・・・・リーザスを見つめた。
何度見ても、紅の瞳に吸い込まれそうになる。
しかし、白髪で、道化師の格好が近寄ったとき、それは崩れた。
現われた瞬間、雷が轟いた。
「な・・・・何だ貴様は!?」
妖しい笑いを浮かべ、飲み込まれそうになる殺気が蝕んでいた。
剣を慌てて抜こうとするが・・・・
剣が抜けない・・・・!?
「剣が抜けない!?き・・・貴様・・!一体何した!?」
尚、悲しいなぁと呟き、虚ろにサーベルトだけ見据えた。
その瞳に、背筋が凍えた。
「今、人生の儚さについて考えていたんだ。」
不気味な杖を持ち、それは、真っ直ぐ腹へと吸い込んだ。
「がぁ・・・・ぁ・・・」
呻き声が、喉の奥から漏れ、また稲光が光った。
「君の死は無駄にしないよ。」
耳元で囁き、杖が勢い良く抜かれた。力が抜けていき、倒れる。
返り血を浴び、高笑いする道化師が映り、映像は途絶えた。
杖が邪悪な光を帯びていた。
その後、ゼシカは兄の死を知り、返り討ちの覚悟で塔へと行った。
エイト達をごろつきと間違え、攻撃をしたが、
兄の魂が眠る像が、説明をした。
その場で泣き崩れた夜は、今だに鮮明に残っている。
悔しさと、怨みは、忌々しい道化師へと変わった。
「だから私は、あんたを地獄へ葬るわ。」
ゼシカは呪文を唱えた。
題名がまず意味分からん的な・・・・。

本当はククールで始めたかった・・・・・・。{やりやすいから}
これ終わったら、ククールは絶対やるつもりです

多分やりにくい思うなぁ・・・

では始めます。
道化師は、エイト達が近寄っても、邪悪な笑みは絶える事は無かった。
むしろ、喜んでいると言えばこの説明に似合っているかもしれない。
「貴方、覚えてるわよね。サーベルト兄さんを殺したとき。」
ゼシカが、恨めしそうに、睨みつける。
その視線を浴び、尚且つも、愉快そうに笑った。
「ええ。覚えてますよ。私としては、腹で茶を沸かすような話でしたね。」
極悪非道な態度に、ゼシカは冷静を失った。
それは、もうすぐ春の息吹が感じられた、あの時の事だった。
「兄さん。今日は何処行くの?」
大きな屋敷・・・否、別荘の様な屋敷の中で尋ねる。
ゼシカの兄は、微笑んで、答えた。
「今日はリーザス塔に行くんだよ。」
魔物は、大して強くなかった。
魔法戦士なら、たわいも無い相手だから、一人で行っても大丈夫だった。
しかしゼシカには、何故か胸騒ぎが起こっていた。
この胸騒ぎは何なんだろう・・・・?
理由が分からないまま・・・・。
「そう・・・・行ってらっしゃい!兄さん!」
頬笑みを返し、手を振った。
兄には、ゼシカが浮かない顔していることに気がついてはいたが、あえて尋ねなかった。
これが最期の別れだと誰が思っただろうか・・・・。
「ふぅ・・・・。やっぱり、塔に登ったら長いな・・・。もう疲れてきた・・・。」
独り言の様に呟く。
最上まで登ると、階段がうっとおしく感じ、息も荒くなった。
遠くの方では雷鳴が轟き、轟音が響いた。
さっきまでは天候は良かったのに・・・・・・。
すると、人間離れした殺気を感じた。
肌を刺すような悪魔のような殺気・・・・。
弾かれた様に辺りを見渡した。
誰も居ない・・・・。
「気のせいだったか・・・・・」
剣を鞘に収め、美しい女の像・・・・リーザスを見つめた。
何度見ても、紅の瞳に吸い込まれそうになる。
しかし、白髪で、道化師の格好が近寄ったとき、それは崩れた。
現われた瞬間、雷が轟いた。
「な・・・・何だ貴様は!?」
妖しい笑いを浮かべ、飲み込まれそうになる殺気が蝕んでいた。
剣を慌てて抜こうとするが・・・・
剣が抜けない・・・・!?
「剣が抜けない!?き・・・貴様・・!一体何した!?」
尚、悲しいなぁと呟き、虚ろにサーベルトだけ見据えた。
その瞳に、背筋が凍えた。
「今、人生の儚さについて考えていたんだ。」
不気味な杖を持ち、それは、真っ直ぐ腹へと吸い込んだ。
「がぁ・・・・ぁ・・・」
呻き声が、喉の奥から漏れ、また稲光が光った。
「君の死は無駄にしないよ。」
耳元で囁き、杖が勢い良く抜かれた。力が抜けていき、倒れる。
返り血を浴び、高笑いする道化師が映り、映像は途絶えた。
杖が邪悪な光を帯びていた。
その後、ゼシカは兄の死を知り、返り討ちの覚悟で塔へと行った。
エイト達をごろつきと間違え、攻撃をしたが、
兄の魂が眠る像が、説明をした。
その場で泣き崩れた夜は、今だに鮮明に残っている。
悔しさと、怨みは、忌々しい道化師へと変わった。
「だから私は、あんたを地獄へ葬るわ。」
ゼシカは呪文を唱えた。
2008年08月02日 Posted by チャッピィーのドラクエ日記 at 22:27 │Comments(2) │TrackBack(0) │小説番外編
番外編 大切な仲間
これは、オリキャラの、レイナの過去です。
すこし、グロテスクも入っています。{魔物のところ
}
けれど、話の内容が、悲しいです
では、始めます。
時は、遥か数億年前。
竜と、人間が暮らしていた、あの日。
人間が、竜を裏切って、戦争を始め、敗北した竜が、この世を去った。
しかし、この女が産まれてから、事体は急変した。
此処は、戦争の復旧作業で、忙しかった町に、女の子の産声が響いた。
「おめでとう。良かったわね。」
近所のおばさんが、お見舞いに来てくれた。
外見は普通の女の子だった。
「ありがとう。この子の名は、レイナにしましょう!貴方いいでしょ!?」
美形って程でもないが、男性に声をかけた。
男性は幸せそうに頷いた。
「いい名だね。」
何処でもいる、幸せな家庭だった。
しかし、悲劇は突然訪れた。
レイナが、十四歳になった時だった。
耳が、尖がってきて、外見に異変が出た。
本人は別に気にすることは無かったが、周りの人たちは、気味悪がっていた。
親でさえも。
「あんた、人間じゃ無いわよね・・・。気持ち悪いわ・・・。」
あんなに喜んで、自分を産んでくれた母親も、掌を返すように、気味悪がった。
前にたくさん遊んだ友達に、無視をされた。
近所の子供たちは、彼女が通るだけで、水をばら撒いたり、暴力を振るった。
勿論、相談に乗ってくれる人など、存在しなかった。
友達など、作る前に、避けられていた。
如何してか・・・分からなかった・・・・。
孤独と、不安に囚われていた。
全身が、涙に変わっていく・・・・。
刹那
突如、悲鳴が聞こえた。
魔物が、押し入ってきたのだ。
人間が、一人捕まった。
骨の砕ける音と共に、肉の破片が飛び散った。
口からは、臓器が食み出ている。
人々は、血の気が引き、喚いた。
勿論、人間には、叶うわけが無い、巨大な魔物だ。
レイナは、咆哮を上げた。
間違えなく、数億年前の、竜の咆哮だった。
人々は、恐れ、レイナから逃げた。
魔物より、彼女の方が恐ろしかったのか・・・。
魔物が、奇声を上げ、襲ってきた。
しかし、レイナは、真紅の竜に姿を変えた。
「何なんだい!?あの子やっぱり魔物じゃないかい!?」
おばさんまで、変わってしまったのが、胸が痛んだ。
そして、灼熱の火炎を吐き、焼き殺した。
魔物を殺すのは、魔物でないと駄目だ。
彼女は、町を守りたかった。ただそれだけだったのに・・・。
元に戻ったレイナに近寄りもせず、復旧作業を行った。
まるで、最初から、彼女が存在しなかったように・・・。
そんな、冷酷非道な村から、飛び出した。
一人旅が、幕を開けたのだった。
止める人など、誰も居なかった。
もう誰も近寄ってくれないと、確信していた、あの頃。
「レイナー!!朝ごはんだよ!!」
エイトが、食事を作ってくれた。
「レイナ、何ボーっとしてんだよ?」
ククールが、心配そうに話し掛けてきた。
いつもの口調だ。軽い口調に、安心感を覚える。
「ごめんなさい。考え事してて・・・つい・・・。」
ゼシカが、レイナの食事を持ってきてくれた。
「はい、これ。貴方の分。美味しいのよ。」
「大丈夫?しっかりしなさい。」
ローズが、茶碗を持って、心配してくれた。
卵焼きなどが、色取り取りな食事だ。
「いただきます。」
皆が微笑んでくれた。
たとえ、竜であっても。
受け入れてくれる仲間が出来た事に、深く感動した。
だから、皆を守りたいという気持ちが、芽生えてきたのが嬉しくて、切なかった。
過去の傷は消えない。
人々を恨む気持ちは、消えた。
こんなにいい人がいたから。
この人たちは、信じなきゃいけない。
失ったら・・・・。
もう二度と、こんな仲間は作れないから。

すこし、グロテスクも入っています。{魔物のところ
}けれど、話の内容が、悲しいです

では、始めます。
時は、遥か数億年前。
竜と、人間が暮らしていた、あの日。
人間が、竜を裏切って、戦争を始め、敗北した竜が、この世を去った。
しかし、この女が産まれてから、事体は急変した。
此処は、戦争の復旧作業で、忙しかった町に、女の子の産声が響いた。
「おめでとう。良かったわね。」
近所のおばさんが、お見舞いに来てくれた。
外見は普通の女の子だった。
「ありがとう。この子の名は、レイナにしましょう!貴方いいでしょ!?」
美形って程でもないが、男性に声をかけた。
男性は幸せそうに頷いた。
「いい名だね。」
何処でもいる、幸せな家庭だった。
しかし、悲劇は突然訪れた。
レイナが、十四歳になった時だった。
耳が、尖がってきて、外見に異変が出た。
本人は別に気にすることは無かったが、周りの人たちは、気味悪がっていた。
親でさえも。
「あんた、人間じゃ無いわよね・・・。気持ち悪いわ・・・。」
あんなに喜んで、自分を産んでくれた母親も、掌を返すように、気味悪がった。
前にたくさん遊んだ友達に、無視をされた。
近所の子供たちは、彼女が通るだけで、水をばら撒いたり、暴力を振るった。
勿論、相談に乗ってくれる人など、存在しなかった。
友達など、作る前に、避けられていた。
如何してか・・・分からなかった・・・・。
孤独と、不安に囚われていた。
全身が、涙に変わっていく・・・・。
刹那
突如、悲鳴が聞こえた。
魔物が、押し入ってきたのだ。
人間が、一人捕まった。
骨の砕ける音と共に、肉の破片が飛び散った。
口からは、臓器が食み出ている。
人々は、血の気が引き、喚いた。
勿論、人間には、叶うわけが無い、巨大な魔物だ。
レイナは、咆哮を上げた。
間違えなく、数億年前の、竜の咆哮だった。
人々は、恐れ、レイナから逃げた。
魔物より、彼女の方が恐ろしかったのか・・・。
魔物が、奇声を上げ、襲ってきた。
しかし、レイナは、真紅の竜に姿を変えた。
「何なんだい!?あの子やっぱり魔物じゃないかい!?」
おばさんまで、変わってしまったのが、胸が痛んだ。
そして、灼熱の火炎を吐き、焼き殺した。
魔物を殺すのは、魔物でないと駄目だ。
彼女は、町を守りたかった。ただそれだけだったのに・・・。
元に戻ったレイナに近寄りもせず、復旧作業を行った。
まるで、最初から、彼女が存在しなかったように・・・。
そんな、冷酷非道な村から、飛び出した。
一人旅が、幕を開けたのだった。
止める人など、誰も居なかった。
もう誰も近寄ってくれないと、確信していた、あの頃。
「レイナー!!朝ごはんだよ!!」
エイトが、食事を作ってくれた。
「レイナ、何ボーっとしてんだよ?」
ククールが、心配そうに話し掛けてきた。
いつもの口調だ。軽い口調に、安心感を覚える。
「ごめんなさい。考え事してて・・・つい・・・。」
ゼシカが、レイナの食事を持ってきてくれた。
「はい、これ。貴方の分。美味しいのよ。」
「大丈夫?しっかりしなさい。」
ローズが、茶碗を持って、心配してくれた。
卵焼きなどが、色取り取りな食事だ。
「いただきます。」
皆が微笑んでくれた。
たとえ、竜であっても。
受け入れてくれる仲間が出来た事に、深く感動した。
だから、皆を守りたいという気持ちが、芽生えてきたのが嬉しくて、切なかった。
過去の傷は消えない。
人々を恨む気持ちは、消えた。
こんなにいい人がいたから。
この人たちは、信じなきゃいけない。
失ったら・・・・。
もう二度と、こんな仲間は作れないから。
2008年07月23日 Posted by チャッピィーのドラクエ日記 at 12:50 │Comments(0) │TrackBack(0) │小説番外編
番外編 忘れかけた何か
リーザス村から、約数十分。
ポルトリンクという港がある。
ゼシカは、買出しに行っていた。
目的は、氷。
「ゼシカお嬢様。お元気で?」
知り合いが、話し掛けてきた。
「うん。元気だわ。私は。」
その言葉に疑問を感じた女性は、尋ねた。
「今日、何か買って帰りますの?貴方だったら、ただですわ。」
こんな時には、お嬢様という身分でよかったと思える。
「うん、ありがとう。実は、氷が欲しいの。」
一瞬、呆気に捕らわれていた女性に説明を促す。
「今日、実は、ククールが、高熱出しちゃって。初めてなんだけど。あの人にとっては。」
気の毒そうに顔を顰める女性が、そうなんですか。とか細い声を出す。
事情が分かった所で、氷を袋に詰める。
「はい、どうぞ。早く治る様、祈っておきますわ。」
ゼシカは礼をいい、その場を立ち去ろうとした。
「あ、待ってください。」
振り向くと、さっきの女性が駆け足で追いかけてきた。
「キメラの翼です。これを使って、りーザス村に。」
息を切らし、ゼシカに渡す。
これは、行った事のある場所に、行けるという優れた効果が発揮できる品だ。
こういうのは、ククールが得意なのだが、生憎、高熱なので、無理だ。
「ありがとう。色々と。」
ゼシカは、それを、空高く投げた。
淡い光に包まれ、浮遊感が襲うが、幾度もやって来た事だ。
もう慣れていた。
リーザス村に着く。
「ゼシカ姉ちゃん!おかえり!!」
元気に話し掛けてきたのは、マルクだ。
「ゼシカ姉ちゃん、今日も異常なしだよ」
次は、ポルクが、話し掛ける。
子供でも見張りはしっかりしてくれて、嬉しい。
「二人とも、ありがとう。」
優しく二人の頭を撫でる。
照れたように笑うポルクと、マルクに問い掛ける。
「此処で、銀色の髪のお兄ちゃん見なかった?」
「銀色・・・・?かっこいいお兄ちゃんのこと・・・?」
ポルクが尋ねた。ゼシカは、かっこいいのか分からないと小声で言う。
ククールの髪が銀でよかったと失礼なことを思った。
「ああ、知ってるよ。さっき、おばちゃんが、宿屋に寝さしてるから、騒ぐなって怒られたんだ。」
「分かったわ。」
短く言うと、すぐさま、宿に向かう。
「ゼシカ姉ちゃん、待ってよー。」
後から二人がついていった。
「・・・・・・まだ、熱が高いわ・・・・。」
宿屋のおばさんが、心配そうに言う。
ククールの額に手を置く。
焼けるほどとは言わないが、確かに体温が高い。
少し呼吸は荒いが、まぁ、死にはしない熱だろう。
熱をしたときは、脈拍が速いと聞いたことがある。
手首の脈を調べた。
「うん、速い。」
そして、買ってきた氷を彼の額の上に置く。
「これ、必要以上に多いんじゃないかな・・・・・」
と思うぐらい、氷をたくさん詰められていた。
「これで、大丈夫。明日には熱は下がるわ。」
ポルクとマルクが心配そうに見つめていた。
「ゼシカ姉ちゃん。こいつ、彼氏なの?」
もちろん、問答無用で、頭を叩いた。
おばさんが、小さい声で、
「若いっていいわね。」
と言った。ゼシカには聞こえなかったが。
翌朝、鶏の声とともに夜が明けた。
ククールの熱は、もう、引いていた。
が、ゼシカから、五月蝿く、あまり無理するなと言われ、宿屋に居た。
ポルクとマルクがやってきた。
「おい、お前!ゼシカ姉ちゃんとどういう関係だ?!」
前置きもなしに、そんなこと言われ、焦りを隠せなかった。
「ゼシカ姉ちゃんとは、僕と結婚するのに!!!」
ポルクが泣き出した。
「おいおい・・・・何だよ・・・お前ら・・・」
ククールは、正直、子供は苦手だ。
「俺知ってたんだぞ!昨日ゼシカ姉ちゃんが、お前のこと酷く心配してたこと!」
酷く胸が高鳴る。
「はぁ・・・・?しらねーよそんな事。」
「ほら、ゼシカ姉ちゃんの事になったら、ムキになるじゃん!」
かぁっと顔が火照りだすのが分かった。
また、熱が上がりそうだ。
すると、ゼシカが入ってきた。
「こらー!また、あんた達ね!もう、さっさと母さんの所に行きなさい!」
「はぁーい・・・」
しょんぼりとした口調で宿屋から出て行った。
「ククール、何か、あのこ達言った?」
胸の高鳴りが、ばれない様、外方を向く。
「別に。」
冷たくならないように答える。
「でも、治って良かったわ。あんたじゃ、当然の結果ね。」
ゼシカは、勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
微笑し、ククールは、真剣な顔をする。
{ゼシカ姉ちゃんの事になったら、すぐむきになるじゃん!!}
マルクの言った言葉が耳の中で木霊する。
「あの、クソガキ・・・・。」
小声でゼシカには聞こえなかったが。
何か、あの子供は教えてくれた。
大切な何かを。
最近、エイトとヤンガスが影が薄くなって・・・・
また、ネタが出来るにつれ、二人だけのネタ、書きます
それにしても、ククさんとゼシカの出番が多い
ゼシカはあまり好きじゃないのに
恋愛ばっかだし
{自分は興味ないけど
}
ポルトリンクという港がある。
ゼシカは、買出しに行っていた。
目的は、氷。
「ゼシカお嬢様。お元気で?」
知り合いが、話し掛けてきた。
「うん。元気だわ。私は。」
その言葉に疑問を感じた女性は、尋ねた。
「今日、何か買って帰りますの?貴方だったら、ただですわ。」
こんな時には、お嬢様という身分でよかったと思える。
「うん、ありがとう。実は、氷が欲しいの。」
一瞬、呆気に捕らわれていた女性に説明を促す。
「今日、実は、ククールが、高熱出しちゃって。初めてなんだけど。あの人にとっては。」
気の毒そうに顔を顰める女性が、そうなんですか。とか細い声を出す。
事情が分かった所で、氷を袋に詰める。
「はい、どうぞ。早く治る様、祈っておきますわ。」
ゼシカは礼をいい、その場を立ち去ろうとした。
「あ、待ってください。」
振り向くと、さっきの女性が駆け足で追いかけてきた。
「キメラの翼です。これを使って、りーザス村に。」
息を切らし、ゼシカに渡す。
これは、行った事のある場所に、行けるという優れた効果が発揮できる品だ。
こういうのは、ククールが得意なのだが、生憎、高熱なので、無理だ。
「ありがとう。色々と。」
ゼシカは、それを、空高く投げた。
淡い光に包まれ、浮遊感が襲うが、幾度もやって来た事だ。
もう慣れていた。
リーザス村に着く。
「ゼシカ姉ちゃん!おかえり!!」
元気に話し掛けてきたのは、マルクだ。
「ゼシカ姉ちゃん、今日も異常なしだよ」
次は、ポルクが、話し掛ける。
子供でも見張りはしっかりしてくれて、嬉しい。
「二人とも、ありがとう。」
優しく二人の頭を撫でる。
照れたように笑うポルクと、マルクに問い掛ける。
「此処で、銀色の髪のお兄ちゃん見なかった?」
「銀色・・・・?かっこいいお兄ちゃんのこと・・・?」
ポルクが尋ねた。ゼシカは、かっこいいのか分からないと小声で言う。
ククールの髪が銀でよかったと失礼なことを思った。
「ああ、知ってるよ。さっき、おばちゃんが、宿屋に寝さしてるから、騒ぐなって怒られたんだ。」
「分かったわ。」
短く言うと、すぐさま、宿に向かう。
「ゼシカ姉ちゃん、待ってよー。」
後から二人がついていった。
「・・・・・・まだ、熱が高いわ・・・・。」
宿屋のおばさんが、心配そうに言う。
ククールの額に手を置く。
焼けるほどとは言わないが、確かに体温が高い。
少し呼吸は荒いが、まぁ、死にはしない熱だろう。
熱をしたときは、脈拍が速いと聞いたことがある。
手首の脈を調べた。
「うん、速い。」
そして、買ってきた氷を彼の額の上に置く。
「これ、必要以上に多いんじゃないかな・・・・・」
と思うぐらい、氷をたくさん詰められていた。
「これで、大丈夫。明日には熱は下がるわ。」
ポルクとマルクが心配そうに見つめていた。
「ゼシカ姉ちゃん。こいつ、彼氏なの?」
もちろん、問答無用で、頭を叩いた。
おばさんが、小さい声で、
「若いっていいわね。」
と言った。ゼシカには聞こえなかったが。
翌朝、鶏の声とともに夜が明けた。
ククールの熱は、もう、引いていた。
が、ゼシカから、五月蝿く、あまり無理するなと言われ、宿屋に居た。
ポルクとマルクがやってきた。
「おい、お前!ゼシカ姉ちゃんとどういう関係だ?!」
前置きもなしに、そんなこと言われ、焦りを隠せなかった。
「ゼシカ姉ちゃんとは、僕と結婚するのに!!!」
ポルクが泣き出した。
「おいおい・・・・何だよ・・・お前ら・・・」
ククールは、正直、子供は苦手だ。
「俺知ってたんだぞ!昨日ゼシカ姉ちゃんが、お前のこと酷く心配してたこと!」
酷く胸が高鳴る。
「はぁ・・・・?しらねーよそんな事。」
「ほら、ゼシカ姉ちゃんの事になったら、ムキになるじゃん!」
かぁっと顔が火照りだすのが分かった。
また、熱が上がりそうだ。
すると、ゼシカが入ってきた。
「こらー!また、あんた達ね!もう、さっさと母さんの所に行きなさい!」
「はぁーい・・・」
しょんぼりとした口調で宿屋から出て行った。
「ククール、何か、あのこ達言った?」
胸の高鳴りが、ばれない様、外方を向く。
「別に。」
冷たくならないように答える。
「でも、治って良かったわ。あんたじゃ、当然の結果ね。」
ゼシカは、勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
微笑し、ククールは、真剣な顔をする。
{ゼシカ姉ちゃんの事になったら、すぐむきになるじゃん!!}
マルクの言った言葉が耳の中で木霊する。
「あの、クソガキ・・・・。」
小声でゼシカには聞こえなかったが。
何か、あの子供は教えてくれた。
大切な何かを。
最近、エイトとヤンガスが影が薄くなって・・・・

また、ネタが出来るにつれ、二人だけのネタ、書きます

それにしても、ククさんとゼシカの出番が多い

ゼシカはあまり好きじゃないのに

恋愛ばっかだし
{自分は興味ないけど
}

