第五十六話 夢
暗闇の中で、声が聞こえた。
「我がを崇めよ・・・・。」
弱々しいが、はっきりと聞き取れた。
聞き覚えのある声。
それは、音量を増し、鼓膜に焼き付いた。
「我がを復活させよ・・・。邪魔者は死のみ。」
暗黒神ラプソーン。
人類・・・・いや生物を絶命させる脅威な神。
人間を酷く憎んでいる。
じゃぁ、なんで、僕だけに聞こえた・・・・。
夢じゃないのか?
そして、暗闇の中、顔が現われた。
恐ろしく、禍々しい顔。
それは、最早生き物では無かった。
拳に握られたのは、真紅の塊。
あれは、明らかに血だった。
よく見ると、心臓だ。
それは、血に濡れており、脈は打っていない。
顔から血の気が引くのが分かった。
しかし、光景はすぐに入れ替わった。
暗闇はまだ絶えない。
「皆は・・・・?」
浮遊感が包む中、目を凝らし仲間の姿を捉える。
しかし、何処も居ない。
「エ・・・・ト・・・・」
誰かが、己の名を呼ぶ声が聞こえた。
息絶え絶えで、苦しそうな声。
地面を見ると、息を呑むような光景だった。
まさに地獄図。
「ククール・・・・・どうした・・・?」
それ位しか、言葉が出なかった。
目の前に居るのは、血に塗れ、瀕死の彼が居たから。
苦しそうな呼吸を、なんとか維持し、言葉を継ぐ。
「馬鹿・・・・やろ・・・・。早く・・・・速やかに・・・・・此処から出ろ・・・何が起こるかわからな・・・・・」
そこまで言うと吐血する。
しかし、その状況でも、構わず、更に言葉を継いだ。
「ゼシカ・・・・ヤンガス・・・・・ローズ・・・・レイナは・・死んだ・・・・」
一瞬身体が揺らぐ様な感覚が襲った。
消え入りそうな声だったが、確かに聞こえた。
「お・・・・お前だけでも・・・・生きてくれ・・・・・・奴は・・・強・・」
途中で遮った。
何故なら、彼の肋骨辺りに、太い棘が突き刺さって居た。
肋骨は、一瞬の隙に折れ、鮮血が迸る。
心臓を一貫している。
それは、致命傷の差を、遥かに上回っていた。
呻き声を弱々しく上げると、動かなくなった。
急いで、抱き起こすが、諦めた様に彼を、地面に寝かした。
「誰だ!?」
エイト一人、顔を上げ、声を張り上げた。
その顔は、涙で歪んでいた。
奇妙な笑い声が響いた。
「いつか、我がを痛めた事、死ぬほど後悔するがいい。骸に刻んでやろうぞ。」
その笑い声は木霊する。
精神さえおかしくなるような笑い声が頭の中で、途絶えなかった。
そして、浮遊感が突如消えた。
闇に落ちたのだ。
「うぁあぁぁああああぁ」
少年の断末魔の悲鳴がいつまでも、暗闇に響いた。
「お前たちが、いつかはこうなる運命なのだ。」
心に、直接響くような声が響いた。
そこで、映像は途絶えた。
「うあっ!!」
意識は無理矢理にも覚醒させられ、睡魔は途絶えた。
仲間達は、その声に起こされ、不愉快そうに目を擦った。
竜さえ起きている。
「う・・・・ん・・・・。どうしたんだよ・・・」
一番熟睡していたのだろう。ククールが目を擦りながら問う。
エイトは、すぐさま彼に駆け寄った。
「怪我は!?無い!?」
一瞬唖然としていたが、真剣な顔になって、悟った。
「・・・・嫌な夢でも見たんだな。」
大人気ないな。とククールは呟き、再び寝袋に入った。
言えなかった。
あんな悪夢のことは。
まだ、心臓の鼓動が速まっているのを隠し、寝袋へ入った。
でも、これが、正夢になるなんて誰が予測しただろうか。
「我がを崇めよ・・・・。」
弱々しいが、はっきりと聞き取れた。
聞き覚えのある声。
それは、音量を増し、鼓膜に焼き付いた。
「我がを復活させよ・・・。邪魔者は死のみ。」
暗黒神ラプソーン。
人類・・・・いや生物を絶命させる脅威な神。
人間を酷く憎んでいる。
じゃぁ、なんで、僕だけに聞こえた・・・・。
夢じゃないのか?
そして、暗闇の中、顔が現われた。
恐ろしく、禍々しい顔。
それは、最早生き物では無かった。
拳に握られたのは、真紅の塊。
あれは、明らかに血だった。
よく見ると、心臓だ。
それは、血に濡れており、脈は打っていない。
顔から血の気が引くのが分かった。
しかし、光景はすぐに入れ替わった。
暗闇はまだ絶えない。
「皆は・・・・?」
浮遊感が包む中、目を凝らし仲間の姿を捉える。
しかし、何処も居ない。
「エ・・・・ト・・・・」
誰かが、己の名を呼ぶ声が聞こえた。
息絶え絶えで、苦しそうな声。
地面を見ると、息を呑むような光景だった。
まさに地獄図。
「ククール・・・・・どうした・・・?」
それ位しか、言葉が出なかった。
目の前に居るのは、血に塗れ、瀕死の彼が居たから。
苦しそうな呼吸を、なんとか維持し、言葉を継ぐ。
「馬鹿・・・・やろ・・・・。早く・・・・速やかに・・・・・此処から出ろ・・・何が起こるかわからな・・・・・」
そこまで言うと吐血する。
しかし、その状況でも、構わず、更に言葉を継いだ。
「ゼシカ・・・・ヤンガス・・・・・ローズ・・・・レイナは・・死んだ・・・・」
一瞬身体が揺らぐ様な感覚が襲った。
消え入りそうな声だったが、確かに聞こえた。
「お・・・・お前だけでも・・・・生きてくれ・・・・・・奴は・・・強・・」
途中で遮った。
何故なら、彼の肋骨辺りに、太い棘が突き刺さって居た。
肋骨は、一瞬の隙に折れ、鮮血が迸る。
心臓を一貫している。
それは、致命傷の差を、遥かに上回っていた。
呻き声を弱々しく上げると、動かなくなった。
急いで、抱き起こすが、諦めた様に彼を、地面に寝かした。
「誰だ!?」
エイト一人、顔を上げ、声を張り上げた。
その顔は、涙で歪んでいた。
奇妙な笑い声が響いた。
「いつか、我がを痛めた事、死ぬほど後悔するがいい。骸に刻んでやろうぞ。」
その笑い声は木霊する。
精神さえおかしくなるような笑い声が頭の中で、途絶えなかった。
そして、浮遊感が突如消えた。
闇に落ちたのだ。
「うぁあぁぁああああぁ」
少年の断末魔の悲鳴がいつまでも、暗闇に響いた。
「お前たちが、いつかはこうなる運命なのだ。」
心に、直接響くような声が響いた。
そこで、映像は途絶えた。
「うあっ!!」
意識は無理矢理にも覚醒させられ、睡魔は途絶えた。
仲間達は、その声に起こされ、不愉快そうに目を擦った。
竜さえ起きている。
「う・・・・ん・・・・。どうしたんだよ・・・」
一番熟睡していたのだろう。ククールが目を擦りながら問う。
エイトは、すぐさま彼に駆け寄った。
「怪我は!?無い!?」
一瞬唖然としていたが、真剣な顔になって、悟った。
「・・・・嫌な夢でも見たんだな。」
大人気ないな。とククールは呟き、再び寝袋に入った。
言えなかった。
あんな悪夢のことは。
まだ、心臓の鼓動が速まっているのを隠し、寝袋へ入った。
でも、これが、正夢になるなんて誰が予測しただろうか。
2008年08月07日 Posted byチャッピィーのドラクエ日記 at 21:40 │Comments(0)│TrackBack(0) │小説{ドラクエ8}
この記事へのトラックバックURL
http://kukule.i-yoblog.com/t101516


